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本会記事 (2013年1号)平成24年度 第3回常任評議員会 議事録第182回常任編集委員会(読み物企画委員会との合同会議) 議事録平成25年度日本農薬学会賞受賞者の決定平成24年度 第3回常任評議員会 議事録
日 時 :平成24年12月1日(土) 13:00〜17:20
1. メール審議の内容確認
・ 学会大会に係わる以下の項目について平成24年10月2日〜9日にメール会議により審議した.
・ 植防関連2学会(日本植物病理学会および日本応用動物昆虫学会)との連携の一環として,来年度の大会(つくば大会)では両学会員は農薬学会員と同じ扱いで参加・発表する事について意見交換の後,これを承認した.
・ 重大な会務について会長の諮問に答えるため,顧問が評議員会へオブザーバー参加する事を承認した.
・ 大会への招待者の範囲およびその経費負担について見直す事とした.
2. 財務関連
・ 平成24年度収支の現状(平成24年11月20日現在)について順調に推移している旨の報告があった.
・ 平成24年度決算見込みが報告され,積立調整基金および学術交流基金を予定通り取り崩す事を承認した.
・ 学術小集会には収支状況がまとまり次第速やかに報告するよう連絡する.
3. 編集委員会
・ 平成24年10月27日に開催された第182回常任編集委員会の議事内容が紹介された.(後出の議事録参照).
・ 分冊化に対応してInstructions for authorsを修正する.
・ 分冊化後の会報のタイトルをPSSJ News Letterとし,年4回発行する事を決定した.雑誌の発送時に別冊として同梱する.
・ 来年度の和文誌および英文誌への広告掲載予定が報告された.
・ 農林水産研究情報総合センターより依頼のあったAGROPEDIA(アグロペディア)での農薬誌第33巻4号〜36巻3号の公開を承認した.
4. 環境委員会
・ 残留農薬分析セミナー2012の第1回が10月26日(金)に実験つきで開催された.第2回は12月5日(水)に開催予定である.
・「残留農薬分析 知っておきたい問答あれこれ 改訂3版 2012」の出版を平成24年12月中に予定している.価格は2,500円,出版部数は1,500部.
・ 埼玉県農林部農産物安全課主催の「農薬指導マスター認定・更新研修会」(平成25年1月21日開催)に講師派遣を予定している.
4. 将来計画委員会
答申の具体化について検討中であることが報告された. 第36回大会において,農薬誌への投稿に関するセミナーを編集委員会が開催する方向で検討することになった.
5. 農薬科学研究補助金制度について
・ 平成25年度農薬科学研究補助金交付の審査スケジュールを確認した.平成24年12月末に申請受付を終了し,平成25年1月中に1次審査,2月9日の常任評議員会にて2次審査(採択課題の決定)を行う.
6. 学会賞受賞者選考委員会
・ 平成24年10月6日に開催された平成25年度学会賞選考委員会について報告があった.推薦のあった奨励賞2件,業績賞(研究)1件および業績賞(技術)3件に対して厳正な審査を行い,奨励賞2件および業績賞(技術)3件を受賞候補とする事を決定した.また,編集委員会より推薦のあった一編を論文賞候補として決定した.
7. 選挙管理委員会
・ 平成24年11月8日に開催された第3回選挙管理委員会について報告があり,次期役員選挙の結果を確認した.
8. 日本農学会関連
・ 平成24年9月12日に行われた第2回運営委員会の議事内容が報告された.
・ 平成24年10月13日に「東日本大震災からの農林水産業と地域社会の復興」をテーマにシンポジウムが開催された.
・ 平成24年度第3回運営委員会が12月13日に予定されている.
・ 農薬学会から推薦する平成25年度農学賞候補者について説明があった.
9. 学会・研究会の協賛等について
・ 平成24年11月15日(木)に秋葉原コンベンションホールA(東京都千代田区)で開催されたNIASシンポジウム「ポストゲノム時代の害虫防除研究のあり方−第5回−殺虫剤抵抗性問題の最前線」を後援した.
10. 入退会の報告(平成24年9月1日〜平成24年11月15日)
・ 入退会が承認された.入会は正会員13名,学生会員1名,海外会員1名.退会は,正会員40名,学生会員5名,団体会員2件.
11. 名誉会員,終身会員,顧問の推薦報告
・ 名誉会員,終身会員,顧問の候補者について検討した.
・ 名誉会員,終身会員,顧問の推薦に関する申合せについて検討し,若干の修正を行った.
・ 名誉会員の推薦の際の手続きを明確化して会員に対し公表することとし,内容について検討を始める.
12. 三学会および日植防関係
・ 平成24年11月22日に行われた三学会の事務打合せおよび日植防との打合せにおいて以下が協議された旨報告があった.
・ 三学会事務打合せ:①各学会大会の開催日程の確認.②三学会の連携への取り組みについて.③技術士育成推進委員会(五学会連携)について.④日植防協会の「学会に対する支援要領」について.⑤会員情報システムの更新について.⑥次年度の三学会関係の担当幹事は植物病理学会が務める.
・ 各学会の次回大会開催予定は次のとおり
日本植物病理学会 平成25年3月27日〜29日 岐阜大学 日本応用動物昆虫学会 平成25年3月27日〜29日 日本大学 日本農薬学会 平成25年3月14日〜16日 筑波大学
・ 日植防協会と三学会事務との主な打合せ内容として以下が報告された:①平成25年度の日植防協会への事務管理費(人件費および事務費)補てん金について.②各学会大会への事務職員の出張について.③日植防協会「学会支援要領」に基づく学会活動の支援要請について.④出納事務および銀行口座管理に関する取扱いについて.⑤会員情報システムについて.
・ 平成24年11月22日に行われた三学会会長懇談会での議事内容として以下が報告された.①平成24年度日本農学賞について.②日本学術会議および関連団体の活動について.③各学会の運営状況,大会開催予定について.④三学会の連携・協力について.⑤事務打合せでの協議内容の確認
・ 日植防協会が平成25年1月1日付で制定する「学会に対する支援要領」に従って学会活動の支援を要請する事および三学会は連名で支援要請書を提出する事を確認した.
・ 日植防協会より提示された平成25年度の事務管理費補てん金額について了承した.
・ 出納事務及び預貯金資産管理取扱内規が提案され,内容を検討のうえ,承認した.これにより,出納責任者を定め銀行口座の名義人を委任できる事とした.
・ 会員情報システムの導入に伴い,機能を追加する事で電子投票が可能となる旨の紹介があり,その導入を継続して検討する事とした.
13. 学術関連会議
・ 日本植物保護科学連合が主催した平成24年度日本学術会議シンポジウム「植物保護におけるゲノム科学の利用」(11月13日)について報告があった.農薬学会からは,清水力氏が「農薬・ゲノムハイブリッド技術による作物保護の現状と展望」の演題で講演した.
14. 国際会議関係
・ 国際植物保護科学会の平成23年度収支報告および平成24年度収支の現状が報告された.
・ 平成24年10月25日〜26日に北京で開催された中国植物保護科学会/国際植物保護科学会シンポジウムの概要が報告された.
15. 農薬学会大会関係
・ 第38回つくば大会の進捗状況について大会組織委員長より説明があり,準備が順調である旨報告された.植物病理および応動昆の学会員は農薬学会員と同じ扱いで参加・発表する事ができる.
・ つくば大会での常任評議員会,編集委員会,第39回評議員会のスケジュールについて確認した.
・ 技術士試験制度の改定について総会内で会員向けに連絡する.
・ 第38回通常総会用資料の掲載内容および作成分担を確認した.
16. その他
・ 次回の常任評議員会はの開催予定:平成25年 2月9日(土).
第182回常任編集委員会(読み物企画委員会との合同会議) 議事録
日 時 :平成24年10月27日(土) 13:30〜17:00
1. 投稿・審査状況について報告があった.
2. 「日本農薬学会誌」第38巻1号の審査状況および掲載内容を確認した.
3. 転載許可の申請が2件あった.
4. 第38巻の表紙,裏表紙への記載項目および広告の掲載について検討した.
5. 投稿論文の類似性検出のためのクロスチェック機能がEMシステム上に追加された.
6. EMによる査読システムについて報告があった.
7. J-Stage 3への移行に伴い和文記事の一部がWeb上で公開できなくなったことに対し,公開するように対応中である.
8. 読み物企画の今後の予定および作業進捗について報告があった.
9. 次回の開催予定:平成25年2月2日(土),幹事会および常任編集委員会.
平成25年度日本農薬学会賞受賞者の決定
学会賞受賞者選考委員会で選考された奨励賞,業績賞(技術)の受賞候補者について,評議員(会長,副会長を含む)による無記名投票を行った結果,受賞者が下記の通り決定された.また,編集委員会から推薦され学会賞受賞者選考委員会で選考された論文賞候補についても評議員(会長,副会長を含む)による無記名投票を行い,受賞論文が決定された.
奨励賞
堀田雄大氏(クミアイ化学工業(株))
「農薬補助剤のライフサイクルに関与する環境微生物の分子生態学的研究」
鈴木祐介氏(住友化学(株))
「蛍光分光法を用いたフェンバレレートの光励起ラジカル検出に関する研究」
業績賞(技術)
柳瀬勇次氏,勝田裕之 氏,冨谷完治 氏,榎本幹 氏,坂本修 氏(三井化学アグロ(株))
「新殺菌剤「ペンチオピラド」の研究開発」
藤田眞弘 氏,飯島和昭 氏(一般財団法人残留農薬研究所)
「農作物中の残留農薬濃度に関する変動要因の評価」
吉村巧 氏,池内利祐 氏,大野修二 氏,朝倉草平 氏,濱田祐介 氏((株)ケイアイ研究所,クミアイ化学工業(株),イハラケミカル工業 (株))
「新規水稲除草剤「ピリミスルファン」の研究開発」
論文賞
Toshifumi NAKAO, Masako HAMA, Nobuyuki KAWAHARA, Kangetsu HIRASE:
"Fipronil resistance in Sogatella furcifera: Molecular cloning and functional expression of wild-type and mutant RDL GABA receptor subunits", 37, 37-44 (2012)"
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