本会記事 (29巻4号)
I. 平成16年度第1回常任評議員会議事録
日 時:平成16年9月4日(土) 12.25〜16:30
場 所:植物防疫会館 会議室(3階)
出席者:常評出席者13名、オブザーバー2名(HP管理者、30回大会組織委員長)
( I ). 経過報告
1. 編集委員会: 29巻3号の進捗状況、投稿状況、掲載予定論文数、論文賞候補論文選考進捗状況について報告があった。論文賞の賞状内容について確認を行った。学会誌年6回発行について今年度は見送り、次年度以降に可能性について検討することにした。内閣府より依頼のあった新技術情報(仮)の学会誌掲載については、掲載の方向で農薬工業界と審議を継続することにした。また有料文献配信サイトからの学会誌全文の閲覧可能化については前向きに検討し、次回常評で決定することにした。
2. 賞選考委員会: 第1回賞選考委員会の決定事項についての報告があった。業績賞(技術)に関する基準の「1.農薬開発・応用的技術における貢献の水準」について基準を明確化する観点から、「1.農薬開発・応用的技術における独創性・進歩性の水準」と変更したこと、10月2日開催予定の第2回賞選考委員会に向けての学会賞選考の進捗状況についての報告があった。また賞の重みの違いを業績賞(研究)と奨励賞の講演時間に反映させることが提言された。
3. 環境委員会: 「残留農薬分析セミナー2004」についての実習を含む講習会および基礎的な講習会の開催予定と、出版した分析法解説冊子の販売状況についての報告があった。
4. 選挙管理委員会: 候補者推薦締め切り、投票用紙の発送、開票等選挙スケジュールを確認した。
5. 21世紀記念事業: 「農薬の環境科学最前線」が出版されたことと、今後の販売収入予定が報告された。続いて21世紀記念事業の収支が報告され、残金および今後の関連出版物の販売額(12月末まで)の合計を30周年記念事業の特別予算に繰り入れることが承認された。
6. 第30回大会: 前回常任評議員会までに決定した日程の確認後、一般講演申し込み締め切り日(1月14日)と事前登録締め切り日(2月18日)の確認を行った。
7. IUPAC2006: Second Circularとその内容についての説明があった。Second Circularは出版せずHP上に掲載する旨の報告があった。
8. 日本学術会議: 16年度シンポジウムの内容(11月5日開催)について説明があった。
9. 植物保護士制度対応委員会: 5学会による「技術士に関する委員会」について報告があった。技術士の活躍場所の探索、会員への啓蒙活動、JABEE認定技術者教育プログラムの骨格策定について積極的に取り組むことが確認された。また、上記内容に関する具体的な取り組みについて、技術士に関する委員会委員を中心として検討することを確認した。
10. HPワーキング委員会: ホームページ委員会設置の必要性について審議を行い、設置することを決定した。次年度までは米山氏を委員長として仮の体制で運営することとした。HPの利点を生かした迅速な活用を図ることが確認された。また会則の誤りをHP上で訂正をしたことが報告された。
11. その他: 粉体工学会・製剤と粒子設計部会開催「第21回製剤と粒子設計シンポジウム(10/27〜10/28)」協賛、世界イネ研究会議「国際コメ年記念国際シンポジウム(11/4〜11/7)」後援、第6回エコバランス国際会議(10/25〜10/27)」協賛を承認した。
( II ). 議案
1. 入退会の承認(平成16年5月21日〜8月23日):入会:正会員10名、団体会員1件;退会:正会員18名、学生会員3名、団体会員3件の報告があった。
2. 功労賞候補者、名誉会員候補者、顧問候補者について、基準メモ等の確認を併せて原案を審議し、一部変更を加え承認した。また30周年記念式典での感謝状贈呈者については、会長一任で候補者を決定し次回常評で承認することにした。
3. 次期役員・評議員候補者について審議を行った。維持会員からは評議員候補者を選出することを確認した。
4. 第30回記念行事: 記念行事の企画テーマについて会長から説明があった。記念講演については中津川氏、陽氏を演者とすることが報告された。パネル討論会については今後演者の人選を行うことになった。また30周年記念特別記事「21世紀農薬科学への提言」の執筆候補者案について審議を行い、最終的には会長が決定することとした。
常任評議員会終了後、小集会委員長と懇談会を行った。
II. 平成17年度日本農薬学会受賞者選考委員会 (第2回)議事録
第2回委員会は、平成16年10月2日(土)に日本植物防疫協会会議室において、梅津委員長と13名の委員が出席して開催された。評議員からの各賞の推薦は、奨励賞5件3課題、業績賞(研究)3件3課題、業績賞(技術)3件3課題、および論文賞1件1課題であった。選考基準に従って選考を行い、奨励賞2件、業績賞(研究)1件、業績賞(技術)2件、および論文賞1件の授賞候補を決定した。