本会記事 (32巻2号)
平成18年度 第5回常任評議員会議事録
日 時:平成19年2月3日(土)12:00〜16:00
場 所:植物防疫会館会議室
出席者:常評出席者15名,オブザーバー1名
議 事:
I. 経過報告
以下の報告事項が承認された.
1. 常任編集委員会:
32巻2号への掲載内容決定,編集規定の誤字の訂正,19年度編集関係予算の見積りを行った.
J-Stageを利用した電子投稿・審査システムの基本設計について検討した.今秋以降に導入する予定である.
技術情報は,投稿論文「技術資料」として取り扱う方向で検討する.
2. 第32回大会:大会の準備状況,大会プログラムの概要が報告された.
4月1日の市民フォーラムと編集委員会および評議員会の開催時間が重ならないように配慮することとなった.
3. 賞選考委員会:
平成19年度日本農薬学会賞受賞予定者を望月喜多司記念賞候補者として推薦したこと,賞状などの作成作業を進めている.
平成19年1月24日に開催された日本農学会第1回評議員会において,本会推薦の米山勝美氏への日本農学賞・読売農学賞の授与が決定した.
4. 環境委員会:以下の報告があった.
残留農薬分析セミナー2006を計3回開催し,いずれも好評であった.平成19年度も開催する予定であるが,時期,内容については今後詰めて行く.
農薬環境研究補助金には5件の応募があり,環境委員会で審査を進めていることが報告された.
5. HP委員会:大学教員応募情報の掲載など,新しい掲載依頼について,今後もその都度検討し,柔軟に対応する予定である.
オンライン名簿管理の見積りを検討し,委託先を決定した.
6. 財務報告:
平成18年度の収支決算と平成19年度予算の原案が提示された.今後,詳細を検討し,最終案としてまとめる.
会計法の改正に伴った会計報告の形式変更についての説明があった.
7. IUPAC関連報告
総会資料に掲載する農薬化学国際会議開催報告についての説明があった.
プロシーディングの編集作業は順調に進んでおり,4月中旬に発行の予定である.
8. 名誉会員の推戴,顧問,終身会員の推薦
名誉会員2名の推挙,顧問2名,終身会員6名の推薦が報告され,了承された.
9. その他
IUPAC-ICPC特別号の編集は予定より遅れているが,2月中旬までに完成原稿を入稿予定で作業を進めている.
II. 議案
1. 入退会の承認(平成18年12月16日,19年1月25日):(1)入会 正会員18人,学生会員8名, (2)退会 正会員16名,学生会員2名報告され承認された.
2. 共催・協賛事業
構造活性フォーラム2007他への協賛が報告され,了承された.
平成18年度 第6回常任評議員会議事録
日 時:平成19年4月1日(日)15:00〜16:00
場 所:東京農工大学 BASE本館2階教育府長室
出席者:常評出席者15名
議 事:
I. 経過報告
以下の報告事項が承認された.
1. 編集委員会
投稿数,掲載数とも順調に推移している.
J-Stageを利用した電子投稿・審査システムの導入に向けて,投稿規定および投稿細則の改訂の準備を進めている.
2. 環境委員会
平成19年度農薬環境研究補助金への応募課題5件についての審査結果が報告され,3件に補助金を支給することを決定した.
3. HP委員会
オンライン名簿管理の進行状況について説明があった.4月中に会員宛にIDおよびパスワードが送付される.
4. 名誉会員の推戴,顧問,終身会員の推薦
顧問1名,終身会員1名の辞退が報告され,了承された.
II. 議案
1. 総会資料,スケジュールの確認
総会資料およびスケジュールの確認を行った.
2. その他
第33回編集委員会議事録
日 時:2007年4月1日(日)12:00〜13:15
場 所:東京農工大学BASE本館1番教室
出席者:28名
1. 経過報告
(i)原著論文の受付と掲載状況
2006年の投稿受付数及び掲載状況について委員長より説明があった.受付数は若干増加したが,掲載数はやや減少する見込み
(ii)第31巻の掲載状況について
掲載内容について説明があった.31-3号において“解説”(英文)が9編と多いのは,OMICS特集を組んだためである.
(iii)常任編集委員会
第156回,第159回の常任編集委員会での審議事項及び検討事項について委員長より説明があった.J-Stageの早期公開システムを採用したこと,電子投稿・審査システムの採用を決定したこと,投稿規程に盛り込む諸法令の遵守については現行通りとすること等につき報告された.
(iv)委員からの報告
読物企画について赤松委員から,電子ジャーナルについて中川委員から,それぞれ説明があった.
(v)委員からの報告
早期公開制度の実例について紹介があった.
2. 審議事項
(i)平成18年度会計と平成19年度予算案について
委員長より説明があり,了承された.
(ii) 次期(平成19,20年)編集委員
委員長より次期編集委員候補について説明があり,了承された.片山新太氏(名大)の常任編集委員就任と若干名の退任・新任を除けば今期と同じメンバーで,全41名(常任12名)である.
3. 今後の課題
(i) 電子投稿査読システムについて
委員長よりシステムのフロー例について説明があった.来年の春頃に正式にアナウンスできるよう検討を進める.
(ii) その他
投稿規程改訂,機関リポジトリへの対応,技術情報の取扱,和文投稿論文の早期公開等が今後の検討事項として挙げられた.
第33回評議員会議事録
日 時:平成19年4月1日(日)16:30〜17:50
場 所:東京農工大学 BASE本館1番教室
出席者:梅津会長,松本副会長,中村副会長,上山副会長,塩澤監事,他,評議員50名,委任状14名
会則第29条により梅津会長を議長に選出し,出席者が定足数に達していることを確認した後,議事に入った.
議 事:
1. 平成18年度事業報告:第32回通常総会資料に基づき,総務関係,編集関係,渉外関係,学会賞受賞者選考委員会,HP委員会について,各委員長または担当常任評議員が経過報告を行い,異議なく了承された.また,別紙資料「IUPAC農薬化学国際会議概要報告」に基づいて,2006IUPAC農薬化学国際会議の概要および農薬学会関連事業の実施状況が報告された.
2. 平成18年度会計報告:第32回通常総会資料に基づき,担当常任評議員がまず今年度から変更された会計報告の形式および書式について説明した後,収支決算についての説明を行い,次いで監事から会計監査報告が行われ,異議なく承認された.
3. 平成19年度事業計画:事業計画案および収支予算案が担当常任評議員から説明され,原案どおり承認された.
4. 名誉会員として正野俊夫氏,森 謙治氏が推挙された.
5. 終身会員として小林 登氏,近内誠登氏,中島國治氏,水谷純也氏,辻 英明氏が推薦され,承認された.
6. 顧問として山口 勇氏が推薦され,承認された.
7. 第33回大会:第33回大会を平成20年3月30日,4月1日に近畿大学(組織委員長:松田一彦氏)で開催することが承認された.
第32回日本農薬学会大会関係
1. 第32回通常総会議事録
平成18年3月21日(火)午前10時00分より福岡工業大学C棟地下ホールにおいて,梅津会長以下200名が出席して第31回通常総会が開催された.
会則第24条に基づき梅津会長が議長となり,平成17年度の会務報告および会計報告が行われた後,石井監事より会計監査の結果が報告された.それらの報告に基づいて平成17年度事業報告および収支決算が承認された.引き続いて平成18年度事業計画案および収支予算案が提出され,いずれも原案どおり承認された.さらに2006 IUPAC農薬化学国際会議の準備状況,終身会員の推薦が報告された.また,本年度新たに発足する予定の環境影響評価に関わる研究補助制度についても承認された.
2. 資 料
I. 会務報告
[1] 総務関係報告
1. 会員異動(平成18.1.1,平成18.12.31)
2. 会誌の発行(平成18.1.1〜平成18.12.31)
3. 日本農薬学会第31回大会の開催
(1)第31回大会:平成18年3月21日(火)に福岡工業大学において総会,授賞式,受賞講演(業績賞3題),特別講演(2題)が行われた.22日(水),23日(木)には一般講演(92題),シンポジウム(2件)が行われた.参加者総数は367名であった.
(2)第31回通常総会:会務報告,会計報告,会計監査報告,平成17年度事業報告および収支決算の承認,平成18年度事業計画および収支予算の承認,終身会員の推薦,日本農薬学会賞授賞式が行われた.
4. 役員会の開催
(1)第33回評議員会:第32回通常総会事項の承認,東京農工大学(19.4.1)
(2)常任評議員会:6回(18.5.13,7.1,9.30,12.16,19.2.3,4.1)
5. 専門委員会など
(1)第33回編集委員会:(19.4.1)
(2)常任編集委員会:4回(18.5.20,8.26,11.11, 19.1.27)
(3)日本農薬学会賞受賞者選考委員会:2回(18.6.17,10.7)
(4)財務委員会:1回(メール会議)
(5)第32回大会組織委員会:数回
(6)将来計画委員会:1回(18.12.16)
(7)環境委員会:3回(18.5.13 8.28 9.30)
(8)HP委員会:数回(メール会議)
6. 平成19年度日本農薬学会賞受賞者の決定
学会賞受賞者選考委員会により選考された候補者について,評議員の投票により受賞者を決定した.
7. HP委員会
平成18年11月1日に学会ホームページを全面リニューアルした,また,オンライン名簿管理システム導入についても調査を行い,支援業者の選定,および作業依頼を進めている.
8. 植物保護士等対応ワーキンググループ
関連4学会と,技術士(植物保護士)の普及を協議した.
[2] 編集関係報告
1. 頁数および掲載原稿数
2. 論文賞
候補1件を,学会賞受賞者選考委員会に推薦した.
3. 電子ジャーナルにおける論文の早期公開
J-Stage搭載の電子ジャーナルにおいて,冊子体学会誌発行前に論文を公開できるようにした.
[3] 渉外・企画関係報告
1. セミナーの開催
残留農薬分析法セミナーの開催:兵庫県神戸市(18.8.7),埼玉県久喜市(18.12.1),東京都立川市(19.1.26).
2. 環境委員会関係
(1)残留農薬分析検討委員会:残留農薬分析法の精度向上及びポジティブリスト制に対応できる分析技術を向上させるため,神戸市のポートピアホテル(IUPAC農薬化学国際会議に併設開催),埼玉県農林総合研究センター,東京都農林総合研究センターを会場にして,分析担当者を対象に分析法のセミナーを開催した.
(2)農薬の環境や残留に係わる試験研究に対する研究補助金(1件30万円)を新設し,3件の研究に対し補助を行った.
3. 学術小集会等(主催)
(1)農薬残留分析研究会(第29回):大阪市 アウィーナ大阪,大阪府の農業やポジティブリスト制に係わる3題の講演の他,分析機器メーカー各社における残留農薬分析への対応に関する7題の技術報告,残留分析に係わる25課題のポスター発表が行われた(l8.11.21,22).
(2)農薬製剤・施用法研究会(第26回):横浜市 神奈川県民ホール 小ホール,3題の特別講演,技術研究発表,ポスターセッションおよびフォーラムが行われた(18.10.26,27).
(3)農薬環境科学研究会(第24回):茨城県守谷市 デュープレックスセミナーホテル,シンポジウム「農業生態系の生物多様性に与える農薬の影響」というテーマのもと,5題の話題提供と1題の特別講演が行われた(l8.10.19,20).今回は情報交換会の後,グループディスカッションが3テーマに分かれて行われた.
(4)農薬生物活性研究会(第22回):東京都 明治大学,日本農薬学会第30回記念大会と共催し,「農薬生物活性の新しい流れ」をテーマに新規薬剤に関する講演が4題,生物活性物質に関する話題提供が1題,計5題の講演が行われた (17.3.19).
(5)農薬デザイン研究会(第22回):東京農工大「ブレークスルーをもたらす農薬デザイン」日本農薬学会第32回大会シンポジウムとして開催され,招待講演2題,一般講演9題を予定している(19.4.3).
(6)農薬レギュラトリーサイエンス研究会(第14回):東京都小金井市 東京農工大学,「農薬生態影響評価のリスクアセスメントとリスクマネージメント」と題して生態影響評価の仕組み,農薬の水系流出実態,欧米における評価の実情などに係わる6題の講演が行われた(18.12.14).
(7)農薬バイオサイエンス研究会(第3回, 第4回):第3回は福岡市 第31回大会シンポジウムとして学会と共催で「農薬バイオサイエンスのフロンティア」をテーマに,5題の講演が行われた(l8.3.23).第4回は東京大学弥生会館において「IUPAC 農薬化学国際会議2006サテライトシンポジウム」として,国内外の講演者により5題の講演が行われた(18.8.3).
4. 学術集会等
(1)構造活性フォーラム2006(協賛):豊橋市(18.6.30)
(2)第34回構造活性相関シンポジウム(共催):新潟市(18.11.14-15)
5. 第11回IUPAC農薬化学国際会議(18.8.6〜11)
会議の主催ならびに,ランチョン・イブニングセミナー,オープンセミナー,Research Director Forum,ワークショップ,サテライトシンポジウム等の開催(詳細はIUPAC特別号参照).
[4] 日本農薬学会賞受賞者選考委員会報告
1. 評議員ならびに学術小集会委員長より推薦された奨励賞6件(4名),業績賞(研究)3件(3名),業績賞(技術)4件(3グループ)について慎重公正なる選考を行った結果,候補として次の6件を決定した.
奨励賞
1)伊原 誠(近畿大学):殺虫剤のリガンド作動性イオンチャネルに対する作用機構研究
2)安田美智子(理化学研究所):植物の全身獲得抵抗性誘導剤の作用機構に関する研究
業績賞(研究)
1)中川好秋(京都大学大学院):昆虫成育制御剤の構造活性相関および作用機構に関する研究
業績賞(技術)
1)佐野愼亮・笠原 勇・山中 誉(日本曹達):殺菌剤シフルフェナミドの開発
2)高橋義行・荻山和裕(日本植物防疫協会):農耕地における農薬の動態解析と評価法の開発
3)永山孝三・渡辺 哲・熊倉和夫・市川 健・牧野孝宏(クミアイ化学・静岡県農業試験場):イネ種子伝染性病害用微生物農薬トリコデルマ剤の開発
2. 編集委員会より推薦された論文について慎重公正なる選考を行った結果,候補として次の1件を決定した.
論文賞
岡田晃佳・坂野真平・一石昭彦・木村 真・山口 勇・藤村 真(東洋大学・理化学研究所):Pyrrolnitrin Interferes with Osmotic Signal Transduction in Neurospora crassa. Vol. 30, No.4, 378-383 (2005).
これらの候補者について,評議員(会長,副会長を含む)による無記名投票の結果,平成19年度日本農薬学会賞受賞者として決定された.
II. 会計報告
1 一般会計
2 特別会計
III. 会計監査報告
平成17年度日本農薬学会の一般会計並びに特別会計に関する会計報告書の監査を行った結果,適法且つ正確である事を認めました.
平成19年2月14日
会計監事 石井 康雄 印
塩澤 宏康 印
IV. 議事関係
[1] 平成19年度事業計画(案)
1. 会誌の発行:第32巻,第1号,第4号,IUPAC特別号
2. 第32回大会の開催:平成19年4月2日,4日,東京農工大学
3. 学会賞の授賞
4. 専門委員会の開催
(1)編集委員会
(2)常任編集委員会
(3)学会賞受賞者選考委員会
(4)財務委員会
(5)国際農薬学術交流委員会
(6)第33回大会組織委員会
(7)将来計画委員会
(8)環境委員会
1. 残留農薬分析検討委員会
(9)HP委員会
5. セミナーの開催
(1)残留分析セミナー2007を開催予定
6. 学術小集会,講演会等の開催
(1)農薬残留分析研究会:第30回(盛岡市,平成19年10月4,5日)
(2)農薬製剤・施用法研究会:第26回シンポジウム(横浜市 神奈川県民ホール(予定),平成19年11月1,2日)
(3)農薬環境科学研究会:第25回(長野県,平成19年11月頃)
(4)農薬生物活性研究会:第23回シンポジウム(東京都 東京農業大学校友会館グリーンアカデミー,平成19年4月20日)
(5)農薬デザイン研究会:第23回(開催日時・場所未定)
(6)農薬レギュラトリーサイエンス研究会:第15回(東京都周辺・平成19年12月頃)
(7)農薬バイオサイエンス研究会:第5回(開催日時,場所未定)
7. 農薬環境研究補助金の交付
3課題に対して公布決定
8. その他
[2] 平成18年度予算(案) << 省略 >>
[3] 名誉会員の推薦
会則第7条1項により,正野俊夫氏,森 謙治氏を名誉会員に推挙した.
[3] 終身会員の推薦
会則第7条2項により,小林 登氏,近内誠登氏,中島國治氏,水谷純也氏,辻 英明氏を終身会員に推薦した.
[3] 顧問の推薦
山口 勇氏を顧問に推薦した.
[4] 日本農薬学会第33回大会(平成20年)
第33回大会を平成20年3月30日〜4月1日に近畿大学(奈良市)において開催する.
[5] その他