日本農薬学会 Pesticide Science Society of Japan
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本会記事 (32巻3号)

平成19・20年度 第1回常任評議員会議事録


平成19・20年度 第2回常任評議員会議事録


平成20年度 日本農薬学会賞選考委員会(第1回)議事録


日本農薬学会 第32回大会報告



平成19・20年度 第1回常任評議員会議事録

 平成19年5月12日(土)12:00〜17:00
 場 所:植物防疫会館 3F会議室
 出席者:常評出席者14名,欠席者なし

 議 事(経過報告および議案):

1. 各種委員会の委員確認
・全ての役員および委員(日本農学会,(財)農学会幹事,技術士に関する委員会を含む)を確認した.
2. 編集委員会
・英文編の電子ジャーナル化・早期公開,論文賞,投稿規定の改定など,近年の経過が報告された.
・投稿論文や談話室が順調に推移していることが報告された.解説,ミニレビュー,シンポジア,技術情報は,内容も含めて今後方針を決定する予定である.
・今期は,電子投稿・電子査読システムの確立,および海外会員の獲得に向けた活動を行う.
3. 財務委員会
・平成19年度会計中間報告(1,4月)について報告があった.収支決算報告書の様式の見直しに伴い,収入・支出の各項目について確認を行った.
・本会の会則の経費に関する項目について,公益法人会計基準に準拠して運営することを前提とした改定になる.多くの項目を見直すため,関係者との連携を図り,来年度の総会における提案を目指して検討することとした.
4. 環境委員会
・残留農薬分析セミナーを,本年度に3回程度開催することとした.
・農薬の安全性に係る講演会の開催について,開催の効果も含めて検討することとした.
・農薬環境研究補助金について,平成20年度に向けて補助金の募集を行うことで了承された.
5. ホームページ委員会
・本年度学会HPを大幅にリニューアルしたことが報告された.海外会員獲得を目指して,現在入会申し込みを含む英語HPの改定作業を進めている.
・オンライン会員名簿管理が4月23日から本稼働したことが報告された.会員には,郵送,メールおよび学会誌で協力をお願いしている.
・会員に有用な情報を提供するためのお知らせメールの活用について,提案された.なおHP情報は引き続き,更新の迅速化に努めることとした.
・各種団体の研究会やシンポジウムに関する情報のHP掲載依頼があった場合は,常任評議員の確認のうえで掲載することとした.なお,共催・協賛・後援については,別途協議する.
6. 学会賞選考委員会
・改選対象の新委員候補(8名)の提案があり,全員承認された.
・学会賞選考については,例年どおり6月に評議員,学術小集会委員長への推薦依頼状の発送 ,10月に候補者の選考,
10,11月に評議員による選考結果の票決依頼を経て受賞者を決定し,次期大会の総会で報告,授賞式,受賞講演が行われる予定である.
7. 国際会議関連
・IUPAC2006に関連した学会誌の特別号およびProceedingの出版,会議報告書の作成・公表などについて報告があった.
・4th Pan Pacific Conference on Pesticide Science(2008, 6月開催)の準備について,順調に進んでいるとの報告があった.
・日中韓の交流については,今後の在り方を検討することとした.
8. 農薬学会第32回大会報告
・第32回大会の決算が報告された.
9. 農薬学会第33回大会開催準備状況の説明
・大会日程,会場,予算案,委員,今後の予定などについて報告があり,了承された.シンポジウムを開催・協賛する学術小集会として,現在農薬バイオサイエンス研究会が予定されている.
10. 入退会の承認(平成19年1月26日,平成19年4月30日)
・入退会が承認された.入会は,正会員20名,学生会員3名,団体会員1団体.退会は,正会員15名,学生会員11名,外国会員1名,団体会員1団体.
11. その他
・新規学会員の獲得および会員の確保に向けて,具体的には,他学会のHPとのリンクや他学会誌への農薬学会の大会・研究会の案内の掲載,農薬分析法Q&Aの学会誌やHPへの掲載等が検討された.
・粉体工学会のシンポジウム協賛,および国際O-CHA学術会議の後援に関して,了承された.また,日本農学会80周年記念事業に対して,協力要請に応じることとした.
・次回常任評議員会は,7月7日に開催予定.その後の常任評議員会の開催予定は,9月29日,12月15日,2008年2月2日.


平成19・20年度 第2回常任評議員会議事録

 日 時:平成19年7月7日(土)13:00〜17:00
 場 所:植物防疫会館 3F会議室
 出席者:常評出席者13名

 議 事:
 I. 前回常任評議員会議事録の確認
 II. 経過報告および議案

以下の報告事項および議案が承認された.
1. 編集委員会
・投稿論文が順調に推移していること,および電子ジャーナルの月間pdfダウンロード数がはじめて2,000を超えたことが報告された.
・論文賞候補の選考は昨年度同様に優秀な論文に対して行うこととし,会員の是非については,考慮しないこととした.
・J-Stageを利用した電子投稿・査読システムは来年4月の運用開始を目指し準備を進める.
2. 学会賞選考委員会
・平成20年度日本農薬学会賞受賞候補者推薦要領とスケジュールが確認された.
・過去の受賞者が再度受賞することを妨げないことを確認した.
・平成19年度(第6回)日本農学進歩賞受賞候補者として,伊原誠氏を推薦することとした.
3. 財務委員会
・平成19年度会計中間報告(6月末日まで)について,特段の問題がない旨の報告があった.
・雑収入において,第32回大会事務局からの返金,田中氏ご遺族からのご寄付があった.
・第4回アジア太平洋化学生態学会議 (APACE) に対して,学会から30万円を補助することとした.なお,支出科目は学術交流費とした.
・本会の会則や規定に関する公益法人会計基準に準拠した運営を前提とした改定案について議論した.改定の骨子は,「会計および活動の透明性」であるため,学術小集会,専門委員会,および基金について明確にすることとした.詳細についてさらに検討し,来年度の総会における決定を目指す.
・学会事務局作業の効率化および海外会員増強の観点から会費納入のクレジット決済を導入することとした.
4. 環境委員会
・残留農薬分析検討委員会が主体となって,残留農薬分析セミナーを,2007年9月(埼玉,実験付),11月(関西,実験なし),および12月(東京,実験付)で開催することとした.
・HPに「残留農薬分析Q&Aコーナー」を新設するとともに,学会誌の読み物コーナーについても検討することとした.
・農薬の安全性に係る講演会を,農薬レギュラトリーサイエンス研究会との共催で,2008年1,2月に開催することとした.
・今後,県などでのセミナーに対する講師派遣は学会から積極的に対応することとし,兵庫県からの講師依頼に対して,梅津前会長を派遣することとした.
・農薬環境研究補助金については,2007年9,10月頃に平成20年度に向けて補助金の募集を行う. 5. ホームページ委員会
・オンライン会員情報サービスシステムにのべ500件のアクセスがあった.また海外会員もHPから入会申込が可能となった.
6. 国際会議関連
・IUPAC2006に関連した学会誌の特別号について,予算や進捗状況について報告があった.
・日中韓農薬科学ワークショップ(仮称)の目的,開催時期・場所などについて検討した.準備委員会を組織して,今後対応することとした.
・4th Pan Pacific Conference on Pesticide Science (2008,6月開催)の準備については,前回常任評議員会以降,大きな進展はない旨,報告があった.
7. 農薬学会第33回大会準備状況
・日程,参加登録と宿泊,予算案,特別講演,シンポジウム,一般講演,ランチョンセミナーなどについて報告があり,了承された.
8. 海外会員の獲得について
・標記について,海外会員数,登録費用,特典など,国内外の関連学会の状況調査結果などを元に議論した結果,当面は,英文HPの充実および会費のカード支払いを図ることに主眼を置き,会則や規約の改正などは今後の課題とした.
9. 入退会の承認(平成19年5月1日,平成19年6月30日)
・入退会が承認された.入会は,正会員8名,学生会員3名.退会は,正会員16名,学生会員5名,寄贈2団体.
10. その他
・日本農学会創立80周年記念事業としての80年史の編纂・出版に際して,各論執筆に協力することとした.
・第32巻3号の赤ページに掲載する記事について報告があった.
・次回常任評議員会は,9月29日に開催予定.



平成20年度 日本農薬学会賞選考委員会(第1回)議事録


 日 時:平成19年6月16日(土)13:30〜16:00
 場 所:植物防疫会館3階会議室
 出席者:田中啓司委員長,赤松美紀,安藤 哲,利部伸三,金子秀雄,佐藤 清,佐藤幸治,夏目雅裕,芳賀隆弘,星野敏明,三富正明,與語靖洋,吉田文隆(以上選考委員出席13名,欠席者2名)

 議 事:
1. 平成20年度日本農薬学会賞受賞者選考委員会委員の名簿を確認した.
2. 平成20年度学会賞選考手順とスケジュールを確認した.
3. 順次,日本農薬学会表彰規定,平成20年度日本農薬学会賞受賞候補者推薦要領案,平成20年度日本農薬学会賞受賞候補者の推薦依頼文と推薦書の書式案,平成20年度日本農薬学会賞受賞者選考基準案,平成20年度日本農薬学会賞受賞候補者の選考に関する内規案を確認した.
 1)推薦要領第2項および第3項の受賞対象は個人であること,同一課題で推薦が複数あり,それらの候補者数,候補者の組み合わせが異なる場合は別件として扱う場合があることを確認した.
 2)推薦要領第5項の後半部分を「業績賞(研究)は学術研究業績を,業績賞(技術)は実用的技術,農薬開発等における貢献を重視する.」に変更する.これは業績賞の対象を,(研究),(技術)以外の対象も考慮すべきではとの昨年の委員会での問題提起について委員会で議論した結果,業績賞は(研究)と(技術)だけとするが,(技術)の定義により幅を持たせることとしたため.また,推薦者が指定(研究)あるいは(技術)の分類は尊重し,その案件をその分類で絶対評価することを確認した.
4. 日本農薬学会賞受賞候補者の推薦は,評議員と学術小集会委員長に依頼する.
5. 日本農薬学会賞受賞者選考基準 第2項の業績賞(技術)の対象を授賞候補者推薦要領にあわせて「実用的技術,農薬開発等において」と修正する.
論文賞は以前,個人に授与されていたが,現在は論文対象になっており,第11項の「論文賞の既受賞者が」という記述が必ずしも的確ではないのではとの疑問が呈された.また,学会員以外からの論文投稿が可能であることから,論文賞の対象を学会員からの投稿論文に規定するかなど,編集委員会で確認することとした.

 以上の決定に基づき,候補者の選考を厳正に行うことを決定した.



日本農薬学会 第32回大会報告


 日本農薬学会第32回大会は,東京農工大学小金井キャンパスならびに府中の森芸術劇場にて,平成19年4月1日(日),4日(水)に開催されました.461名の登録者に加え,名誉会員,終身会員,維持会員など多数の参加があり,さらに初日に行われた市民ファーラムには200名ほどの市民の方の来聴がありました.2日目には6題の受賞講演と2題の特別講演が,3,4日目には75題の一般講演が行われ,また3つのシンポジウムと1つのワークショップ,さらに2つのランチョンセミナーも開催され,盛会裏に終了致しました.
 大会の会計は以下のとおり(省略)となりました.ご協力を頂いた参加者各位,ならびにご支援頂いた各企業に対し厚く御礼申し上げます.
   日本農薬学会第32回大会組織委員長 安藤 哲




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