本会記事 (34巻1号)
平成20年度 第4回常任評議員会議事録
日 時:平成20年11月29日(土) 12:00〜15:30
場 所:女子栄養大学・松柏軒(4号館5F)
出席者:常評出席者14名
議 事:
I. 前回常任評議員会及び小集会委員長との懇談会議事録の確認
II. 経過報告および議案
以下の報告事項および議案が承認された。
1. 評議員選挙結果と顧問の推薦
平成21年,22年度評議員について選挙結果が報告された.また,会長推薦評議員(20名)について提案があり了承された.
2. 将来計画委員会について
今後の農薬学会運営のあり方全体について本格的に検討するため,将来計画委員会の委員構成について提案された.
3. 編集委員会
投稿論文数がほぼ例年通り推移していることが報告された.
EBSCO Publishing社へのデータ提供について承認することになった.今後,同社と学会の間で契約を締結する必要がある.
インパクトファクター(2007)が0.694(2006年は0.548)になった.
4. 財務委員会
平成20年度会計中間報告(11月26日まで)について特段の問題はないと報告された
5. 環境委員会
残留農薬分析セミナー2008が10月1日東京農工大学で開催され,7名が学会に加入にした.また,2回目を12月10日京都大学で開催する.
農薬の安全性に関するセミナーを「農薬を学び考える市民セミナー」として2009年1月23日東京農業大学で開催する.
「残留農薬Q&A」の増補・追加を学会ホームページにアップロードした.
6. ホームページ委員会
お知らせメールは順調に配信されている.アドレス確認と移動時の更新について徹底する必要が確認された.
7. 学会賞選考委員会
平成20年度日本農学進歩賞に農薬学会から推薦した伊原誠氏の受賞・講演(東大弥生講堂)が紹介された.日本農薬学会賞の選考経過及び評議委員による投票結果(奨励賞2件,業績賞(研究)2件,業績賞(技術)1件,論文賞1件の受賞決定)と大会での各受賞者の授賞講演での座長が報告された.
8. 国際会議関連
第1回China-Japan-Korea Workshopが2009年10月28〜30日中国上海のEast China University of Science and Technologyで開催することが報告された.今後の開催は,2年後,日本あるいは韓国となる.
9. 第34会大会準備状況
順調に進行していることが報告された.
10. 日本農学会・技術士育成推進委員会
技術士に関するホームページを立ち上げた.農薬学会の協力が要請されている.
11. 入退会の承認(平成20年11月27日)
1998年以降2007年度までの会員動向が示された.入会者21名,退会者5名が承認された.
12. 第17回マイクロカプセルに関する国際会議(2009.9.29〜10.1,名古屋市)の協賛依頼を了承し,学会誌およびホームページに開催記事を掲載.
13. 次回常任評議員会:2009年1月31日(土)開催予定.
平成21年度日本農薬学会賞受賞者の決定
学会賞選考委員会で選考されました奨励賞,業績賞(研究,技術)の受賞者について,評議員(会長,副会長を含む)による無記名投票の結果,平成21年度日本農薬学会の受賞が下記の通り決定され,受賞者講演における座長も常任評議会で決定された.また,編集委員会より推薦され,学会賞選考委員会で選考された論文賞も投票の結果,決定された.
○奨励賞
石原 悟氏「河川生態系での一次生産性に及ぼす除草剤の影響評価」
太田広人氏「昆虫生体アミンの分子薬理学的研究」
○業績賞(研究)
松田一彦氏「神経系イオンチャンネルを標的とする殺虫剤の作用および選択性発現機構」
宮川 恒氏「植物の防御に関わる含窒素二次代謝成分に関する研究」
○業績賞(技術)
小松原憲一氏,関野景介氏,山田祐司氏,小柳 弘氏,中原志郎氏
「除草剤ベンゾビシクロンの創製と開発」
○論文賞
Yoshiko HASHIMOTO (Tokyo Metropolitan Agriculture and Forestry Research Center):
論文タイトル :Reduction of dieldrin concentration in cucumber fruits using Cucurbita rootstocks and activated carbon
平成20年度将来計画委員会議事録
日 時:平成19年12月10日(土) 16:00〜17:10
場 所:女子栄養大学 松柏軒
出席者:上路雅子会長,松本宏副会長,中村幸二副会長,田中啓司副会長,宮川恒編集委員長,安部 浩,石田三雄,梅津憲治,江藤守総,佐々木満,正野俊夫,藤田稔夫,松中昭一,丸茂晋吾,山口 勇,山本 出
(常任評議員)今埜隆道,塩月孝博,永山敏廣,松田一彦,米山弘一
議 事:
1.上路会長から挨拶があり,次いで,今年度の全体的な運営状況について説明があった.
2.学会誌の編集状況について宮川編集委員長より説明があり,委員からは投稿勧誘の方策などについて意見があった.
3.学術小集会の活動状況について松本副会長から説明があった.
4.環境委員会の活動状況について中村副会長から説明があった.
5.国際会議の開催および準備状況について松本副会長から説明があった.
6.会員の動向について上路会長から説明があった.
7.上路会長から,将来計画委員会の構成を変更し,実質的な討議をする若手中心の会としたいことおよび現委員の方々に運営等に関してアドバイスをいただく会を別途設けたいことについて提案があり,了承された.また,委員から,現将来計画委員会設立の経緯について説明があり,今後は大会時に報告会を持てばよいのではないかとの意見があった.さらに,今後の検討に関連して,民間企業と大学・公的研究機関との連携,食料生産技術の多様化の中における農薬の位置付けの明確化について取り上げるが必要との意見があった.
8.安部元会長より,上路会長が日本学術会議の次期連携会員に選出されたことについて報告があった.