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本会記事 (35巻4号)平成22年度 第3回常任評議員会 議事録平成22年度 第4回常任評議員会 議事録日本農薬学会第35回大会報告平成23年度 第1回賞選考委員会 議事録平成23年度 第2回賞選考委員会 議事録平成22年度 第1回選挙管理委員会 議事録平成22年度 第2回選挙管理委員会 議事録平成22年度 小集会委員長との懇談会 議事録日本植物防疫協会との打ち合わせ(臨時)平成22年度 第3回常任評議員会 議事録
日 時 :2010年7月24日(木) 12:10〜17:10
1. 財務関連
・ 平成22年度収支(7月20日現在)は,問題なく推移している.固定資産 - 特定資産 - 寄付基金のうち,IUPAC目的寄付分は,2010年7月の IUPAC補助で全額使用した.小集会の活動終了後速やかに決算内容を学会事務局に通知するよう,小集会委員長に依頼する.
・ 第35回大会収支を確認した.今後も従来通り補助を継続するが,学会からの招待者数等の概要を事前に大会事務局に伝えるなどして,収支バランスがとれた運営をしやすくすることにした.大会決算報告書様式を検討する.
・ 小集会以外の研究会等を開催する際の補助制度の新設について要望が出され,これを検討した.学会の活性化のためには重要な試みと考えられるが,小集会とのバランスも含めて検討することが必要であり,塩月常評,金子副会長に,次回常評までに補助の取り扱いに対する案の作成をお願いする.
・ 小集会収支決算の取扱いについて確認した.小集会委員長との懇談会で再度周知する.
・ 農薬誌赤頁での投稿規定内の誤記の結果, 農薬誌33(3)〜35(1)の超過ページ代を過請求(22件),過収受(21件)していたことが判明した.日本人著者(18名)にはすでに通知,うち11名には返金済み.雑支出から支出予定.海外著者(3件)への通知を今後行う.
・ 非会員のクレジットカード決済が可能になった.金子副会長を通じて,小集会に連絡する.
2. 編集委員会
農薬学会誌の将来の方向性について,英文誌と和文誌の分離,和文誌の掲載内容,印刷版の集約化等が議論された.今後,会長,副会長,将来計画委員長を含めて検討する. 35(3)が200頁(通常の2倍)で経費の増加が見込まれる. IUPAC特集記事を36(1)に掲載する. 論文賞選考状況が報告された. 常任編集委員会で投稿細則,Instruction to the Authors を一部改定した旨が報告された.
3. 環境委員会
第1 回環境委員会を開催した.残留農薬分析セミナー2010(2回)の開催予定が報告された. 農薬環境研究補助金(2件)を交付済みである. 農薬環境研究補助事業については本年で当初の計画期間が終了するが,当面の継続が承認された. 農薬の安全性に関する出張セミナーおよび講師派遣の案内を行い,茨城県農業大学校へ講師派遣を実施予定であることが報告された.
4. 将来計画委員会
答申書に基づき,実現に向けた対応について検討を開始する.答申中で短期的に対応可能とされた事項について,具体化の方法について常評で検討する.次回常評で会長が具体策のたたき台を提出する.
5. 技術士推進委員会
第36 回大会において技術士試験対策セミナーを開催する予定で,準備中である.
6. 選挙管理委員会
・ 第1回選挙管理委員会を開催した.決定した日程等が報告された.
・ 「日本農薬学会役員選出規定」第6条の常任評議員会推薦数「評議員100名以内」を「評議員150名以内」に改定する方向で検討する.
・ 会費納入のお願いを事務局から送信する.
7. 学会賞選考委員会から,業績賞(研究)4件,業績賞(技術)2件,奨励賞3件の推薦があった旨報告された.
8. 学術会議内に植物保護科学分科会の設立が認められた.公開シンポジウムを11月8日(月)に開催する.植物保護科学連合の設立に向けて運営委員会を組織し,検討を開始する.日本農薬学会からは代表者として松本会長,與語常評を推薦することにした.
9. 国際会議関連
・ IUPAC-ICPC 2010 は7月4日〜8日,メルボルン(オーストラリア)で開催された.オーストラリア化学会と同時開催で総計1100 名の参加者があった.うち概ね60名が日本人であった.400余の発表があった.
・ 国際植物保護会議2011 は2011年8月にハワイで開催される.分担金50,000円を納入した.日本農薬学会からの演者として梅津元会長を推薦した.
・ PanPacific 2012 (2012年7月,つくば市)について,松本会長が IUPAC-ICPC 2010 の際アメリカ化学会担当者と協議し,先方からの運営協力について確認した.
10. 大会関係
・ 第35回大会(北海道大学)開催報告があった.
・ 第36回大会(玉川大学)の準備が順調に進んでいる.
・ 第37回大会を岡山大学(岡山市)において開催することが承認された.
11. 共催・協賛等の方針が承認され,HPに申込書を掲載することになった.
12. 日本農薬学会における受賞,活動等履歴の証明書作成の依頼があり,これを作成,送付した.
13. SASE(アラブ首長国連邦)から,日本の農薬リスト等の提供に関する問合わせが来た.農薬学会としては対応しかねる旨返答することにした.
14. CAPDA(中国)から,国際セミナーへ参加の意向問合わせが来た.将来的には交流を考える組織であるが,今回のセミナーへの参加は見送った旨報告された.
15. 平成23年度日本植物病理学会大会(東京都府中市)において,農薬学会主催シンポジウムを開催したい旨の提案があり,これを承認した.植物病理学会での承認後に正式決定する.なお,農薬学会会員が植物病理学会会員と同等の参加費で参加可能になる予定であり,将来計画委員会答申に基づく学会間交流の強化による活性化に寄与することが期待される.
16. 入退会の報告があり,これを承認した.
17. その他
・ 財団法人農学賞農学進歩賞の推薦状況が説明された.
・ 日本学術振興会から科学研究費補助金「系・分野・分科・細目表」に関する意見を求められており,植物保護および農薬の重要性について意見を学会から提出した旨報告された.
・ 7月23日(木)に行われた日本植物防疫協会との打合わせ(臨時)における,新取得ビルへの日本植物防疫協会の移転(2010 年9月予定)計画等が説明された.これに基づき, (1) 今後も協会内に3学会事務局を置くこと, (2) 2011年5月目途の新ビルへの学会事務局移転予定, (3) 事務局移転作業等は植物防疫協会の指示の下行うこと, (4) 3学会から協会へ支払う事務費等に関する取り扱いをこれまでと同様に協会に配慮願うこと,を確認するとともに,3学会の合意のもと,文書で協会に願い出ることを承認した.
・ 事務局の体制を今後当面の間は現状で継続することとした.
・ 名簿管理ソフト作成業者の状況が説明され,今後対応が必要になる可能性が紹介された.
・ 次回常任評議員会の予定, 9月18日(土)12:00〜, 引き続き 15:00〜小集会委員長との懇談会
平成22年度 第4回常任評議員会 議事録
日 時 :2010年9月18日(土) 12:00〜14:50
1. 財務関連
・ 第35回大会収支報告書が紹介され,承認された.
・ 平成22年度収支(8月31日現在)状況が順調であることが報告された.学術小集会の収支は小集会等終了後できるだけ速やかに報告していただくよう,小集会委員長に依頼する.
・ 「学術小集会活動に関する予算執行等の取り扱い」について,活動経費の支援を「原則15万円ですが,活動内容次第では50万円(従来30万円)を限度として支援します」と変更し,小集会委員長に通知する.
・ 今後の研究会等への学会の関わり方(主催,共催等)は常評で決定する.また,研究会等開催補助の基準案を次回常評までに検討する.第2回常評で補助を決定した8月27日開催の「農薬バイオフロンティアシンポジウム」(農薬学会主催)の収支決算が報告された.
・ 超過頁代の過収受について海外投稿者への返金連絡文書を作成中.「超過頁代の過収受があり,返金対応をしている」旨の報告を学会ホームページに和文および英文で掲載する.
2. 編集委員会
・ 次期(平成23年4月〜25年3月)編集委員長を安藤哲氏(東京農工大学)とすることが承認された.
・ 35巻4号およびそれ以降の巻号の編集状況概要が報告された.
・ 編集委員会の構成を見直す提案について,継続して検討していただくよう,編集委員会に依頼することとした.
・ 今後の印刷版,オンライン版の取り扱いについて継続して検討することとした.また,和文編をどう取り扱うのか編集委員会で検討することとした.
・ Journal@rchive への搭載が8月中旬に終了した.J-stage とのリンクもしている.
・ J-stage への搭載について,英文編と和文編を別冊とすることについて,了承され,具体的な方法の検討が編集委員会に依頼された.
・ 農薬学会ホームページにインパクトファクター値を掲載することが承認された.
・ 「レポジトリの取り扱いについて」が紹介され,編集委員長の権限で決定することが承認された.内容について,ホームページおよび農薬誌の編集関係の部分に掲載するとともに,英文版も作成することとした.
3. 環境委員会
・ 環境委員会活動として,残留農薬セミナーの開催状況,講師派遣状況が報告された.平成23年度も農薬環境研究補助金事業募集の予定である.
4. 将来計画委員会
・ 答申に対する当面の具体化案が会長から紹介された.
・ 会長の具体化案に対する将来計画委員会での検討経緯が紹介された.一部についてはすでに具体化が進んでいる.大会の充実については,学会誌への投稿推進や,技術士試験対策セミナー等を行うことが検討されている.広報に関しては慎重に対応しなくてはならない部分もある.
5. 技術士推進委員会
・ 第36回大会においてセミナーを開催する予定であること,すでに講師が内定していることが報告された.
6. 選挙管理委員会
・ 日程等を確認した.
・ これまでに,評議員等の推薦が2件あった旨報告された.
7. 学術会議植物保護シンポジウムが11月8日に開催される.農薬学会ホームページに掲載するとともに,お知らせメールを送信する.植物保護科学連合の設立について準備委員会が10月14日に開催される予定.
8. 国際会議関連
・ 第5回太平洋農薬科学会議(2012年)の準備状況が報告された.
9. 大会関係
・ 第36回総会資料作成について協力依頼された.
10. 「農林水産技術研究ジャーナル」からの記事依頼について,農薬製剤・施用法研究会が中心になって執筆いただくこととした.
11. 埼玉県からの講師派遣の依頼について,石井英夫氏を講師候補として受諾することとした.
12. インドからの問い合わせに対して対応しないこととした.
13. 入退会の報告があり,これを承認した.
14. その他
本日15:00〜小集会委員長との懇談会 (17:00 までを予定),終了後懇親会。
次回常任評議員会は,12月4日(土)13:00〜に開催予定。その後の常任評議委員会の開催予定は,2月5日(土)。
日本農薬学会第35回大会報告
日本農薬学会第35回大会は,札幌市教育文化会館と北海道大学学術交流会館において,平成22年5月28日(金)〜5月30日(日)の3日間にわたって開催されました.327名の登録者に加え,名誉会員,終身会員,維持会員など372名の参加がありました. 1日目には 7題の受賞講演と 2題の特別講演が, 2〜3日目には99題の一般講演が行われ,また 2つのシンポジウムと 1つのランチョンセミナーも開催されました.大会期間中を通して,初夏の札幌にふさわしい好天にも恵まれ,無事に終了いたしました.
大会の会計は以下のとおりとなりました.ご協力を頂いた参加者各位,ならびにご支援頂いた各企業に対し厚く御礼申し上げます. 日本農薬学会第35回大会組織委員長 橋床泰之
平成23年度 第1回賞選考委員会 議事録
日 時 :2010年5月29日(土) 12:10〜13:00
1. 5月27日に開催された評議員会において,表彰規定の改定が承認され,奨励賞受賞候補者の要件として,「40歳以下(受賞年4月1日現在)の者」を追記することが報告された.
2. 選考に関する内規のうち,受賞候補者の人数,選考までのプロセス,選考方法について,確認および一部改定の提案があり,ほぼ原案通り了承された.
3. 平成23 年度受賞者候補者推薦要領および推薦依頼について,例年からの若干の変更も含めて,ほぼ提案通り了承された.
4. 平成23年度の選考スケジュールを確定し,推薦期限を7月23日とした.
5. 今年度の日本農学進歩賞の候補者を選定した.
6. 内規の定めるところにより,これまでの奨励賞受賞者のその後の投稿状況を確認した.
7. 授賞決定通知に受賞後3年間の在籍義務を明記することを確認した.
平成23年度 第2回賞選考委員会 議事録
日 時 :2010年10月 2日(土) 13:00〜17:00
I.. 前回議事録の確認:第1 回選考委員会の議事録を確認した.
II.. 議 事
1. 選考委員会委員全員が出席しており,会議が成立していることを確認した.
2. 選考に先立ち,奨励賞候補者のうち 1名から辞退の申し出があったことが報告され,了承された.
3. 推薦のあった候補の内,上記の辞退者を除く奨励賞2件,業績賞(研究)4件,業績賞(技術)2件の候補について厳正に選考を行い,奨励賞2件,業績賞(研究)2件の授賞候補を決定した.業績賞(技術)については今回は該当なしとなった.
4. 論文賞については,学会誌編集委員会より推薦のあった論文を授賞候補とすることを決定した.
5. 上記授賞候補の課題名について検討し,一部に若干の修正を加えた後,評議員による受賞可否の判断を仰ぐこととなった.また大会におけるそれぞれの受賞講演の座長を決定した..
6. 編集委員会から,論文賞候補が複数ある場合の推薦のあり方について本委員会の見解を求められたが,当面は現行表彰規定のとおり編集委員会からの推薦を 1件とし,規定の改正は考えないこととなった.
平成22年度 第1回選挙管理委員会 議事録
日 時 :2010年7月14日(水) 9:00〜10:40
1. 「次期役員候補者の推薦受付について」を作成,確認した.推薦受付は,「役員選出規定」(平成20年3月29日改定)に沿って9月20日(月)必着とする. 8月20日発行の農薬学会誌3号に掲載する.また,8月20日に同様の内容をHPにアップし,周知することにした.
2. 各日程を決定した.
3. 投票期限を平成22年10月29日(金)必着とすることにした.
4. 内規を確認した.
5. 「役員選挙結果の取り扱いについて」を確認した.
6. 平成21・22年度役員選挙で使用したものと同様な投票用紙を使用することにした.常任評議委員会から提出される名簿に,会員から選挙管理委員会に推薦された者を併せて次期役員候補者名簿(平成23・24年度)を作成し,投票用紙とともに会員に送付することにした.
平成22年度 第2回選挙管理委員会 議事録
日 時 :2010年9月27日(月)
1. 次期役員候補者の資格を審査し,名簿を作成した.
平成22年度 小集会委員長との懇談会 議事録
日 時 :2010年9月18日(土) 15:10〜17:05
1. 各委員会からの平成22年度活動状況報告
農薬残留分析研究会:
第33回研究会を10月4〜5日に千葉市で開催予定.参加者190人(会員半分弱).ポスター発表24題,うち6題が口頭でも発表予定.本年度からポスター賞4課題程度を授与する予定.シンポジウム3題予定.エクスカーションはJA千葉の関係でラッカセイ栽培地,GAP対応の内容.第34回研究会は高知県で開催の予定.平成22年10月に上海市で開催予定の日中残留分析交流会を後援する.
農薬環境科学研究会:
28回研究会を10月28〜29日に函館で開催予定.参加者100名弱の予定(会員半分超程度).7題の講演を予定.エクスカーションとして道南農業場面(ドリン剤汚染)の視察を企画.
農薬製剤・施用法研究会:
第30回記念シンポジウムを9月16〜17日に奈良市で開催した.参加者300名超.企業関係の若手多い.学生1名のみ.ポスター発表18件,講演4件.第31回シンポジウムは平成23年9月29〜30日につくば市で開催予定.「農林水産技術研究ジャーナル」向けの,最近の情報を含めた記事原稿を準備することになった.
農薬バイオサイエンス研究会:
第8回研究会を12月3日に京都市で開催予定.若手の演者を中心に企画し,学生等若手の参加を想定.
農薬生物活性研究会:
第27回シンポジウムを4月23日に世田谷区で開催した.7題の講演.参加者96名,うち31名が学生.第28回は平成23年4月22日に世田谷区で開催予定.
農薬デザイン研究会:
第25回研究会を11月5日に浜松市で開催予定.5題の講演を予定.10題以上のポスター発表を予定.参加者100名以上を見込む.
農薬レギュラトリーサイエンス研究会:
第8回研究会を12月7日に世田谷区で開催予定.参加者100名前後を予定.
2. 将来計画の具体化に向けた意見交換
将来計画委員会からの答申の骨子が紹介された.答申に対して当面対応する具体化案が会長から説明された.
3. 小集会委員長からの常評への要望等
特に無し
4. 常評から小集会への伝達事項等
「学術小集会活動」に関する予算執行等の取り扱いについて,活動費の支援の上限を50万円(従来30万円)とすることが報告された.小集会開催後速やかに収支報告書を提出していただく旨お願いした.活動経費の余剰分を次年度活動経費として小集会事務局に保管したい場合は次年度活動経費の仮払いとして会計処理できるので学会事務局へ申し出る様に依頼した.クレジットカード決済が可能であることが紹介されるとともに,使用法の解説をわかり易くつくることを検討することとした.学会賞の推薦を積極的にお願いした.
日本植物防疫協会との打ち合わせ(臨時)
日 時 :2010年7月23日(木) 16:40〜17:10
1. 新取得ビルへの日本植物防疫協会の移転(2010年9月予定)計画等が説明された.これに基づき,(1)今後も協会内に3学会事務局を置くこと,(2)2011年5月目途の新ビルへの学会事務局移転予定,(3)事務局移転作業等は植物防疫協会の指示の下行うこと,(4)3学会から協会へ支払う事務費等に関する取り扱いをこれまでと同様に協会に配慮願うこと,を確認するとともに,3学会の合意のもと,文書で協会に願い出ることを承認した.
2. 事務局の体制を今後当面の間は現状で継続することとした.
3. 名簿管理ソフト作成業者の状況が説明され,今後対応が必要になる可能性が紹介された.
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