|
本会記事 (37巻1号)平成23年度 第4回常任評議員会 議事録第178回常任編集委員会(読み物企画委員会と合同開催) 議事録平成24年度日本農薬学会賞受賞者の決定平成23年度 第4回常任評議員会 議事録
日 時 :平成23年12月3日(土) 13:00〜17:15
1. 財務関連
・ 収支計算書(平成23年11月末現在)について,経過報告がなされた.
・ 学術小集会への活動経費補助に関する内規について提案があり,引き続き検討することとした.
2. 編集委員会
・ 11月12日に開催された第178 回常任編集委員会(読み物企画委員会と合同開催)の議事内容が紹介された.(後出の議事録参照)
・ 和文編の情報学研究所データベースでの公開時期について現行1年後をあらため半年後とする事が編集委員会より提案され,これを承認した.
・ 新海外編集委員として編集委員会より推薦されたR. L.Gupta氏を准会員とすることを承認した.
3. 学会賞受賞者選考委員会
・ 10月8日に開催された平成24年度学会賞第2回選考委員会について報告があった.推薦のあった奨励賞2件,業績賞(研究)3件および業績賞(技術)2件に対して厳正な審査を行い,奨励賞1件,業績賞(研究)2件および業績賞(技術)2件について受賞候補とすることを決定した.また,論文賞については継続審議となり,後日メール会議にて編集委員会より推薦のあった一編を候補として決定した.
・ 上記の学会賞受賞候補に対する評議員の審査結果が報告され,平成24年度学会賞受賞者を決定した.
4. 環境委員会
・ 残留農薬分析セミナー2011について報告された.第1回は10月21日に京都大学,第2回は12月1日に東京農工大学において開催され,参加者はそれぞれ21名および約50名であった.
・ 公募中の農薬科学研究補助金交付申請については12月末で受付を締め切り,1月中に交付課題を決定する予定である.
・ 「残留農薬分析知っておきたい問答あれこれ」の増補・改訂版を平成24年中に出版することを計画中である.
5. ホームページ委員会
・学協会情報発信サービスにおけるホームページ構築・提供支援の終了に伴い,学会ホームページの移転を12月末に予定しており,順調に作業中である旨報告があった.
6. 将来計画委員会
・ 大会の活性化および広報活動についての検討結果が報告された.提案の実現について検討を続ける.
・ 学術小集会による研究会活動と学会活動(大会活動,論文投稿)との関係について考察した結果が報告され,意見交換を行った.
7. 日本農学会
・ 12月8日開催予定の平成23年度第3回運営委員会における議事内容が紹介された.
・ 平成24年度日本農学賞受賞候補者の推薦について状況が報告された.
・ 日本学術会議が第22期活動を開始した.
・ 「東日本大震災からの農林水産業の復興に向けて―被害の認識と理解,復興へのテクニカル・リコメンデーション―」を取りまとめ,公表した.
8. 学術会議関連
・ 日本昆虫科学連合から平成24年度シンポジウム運営委員の選出依頼があり,当学会からの委員として横山淳史氏を承認した.
9. 三学会関連および日植防協会との打合せ
・ 平成23年度三学会会長懇談会が9月12日に開催され,以下について意見交換がなされた旨報告があった.①平成23年度日本農学賞について.②植物保護科学連合の発足について.③各学会の運営状況,大会開催予定について.④三学会の連携・協力について.⑤科研費における「系・分野・分科・細目表」の改正案について.⑥学会会員情報管理システムの更新について
・ 三学会幹事による事務打合せが11月9日に開催され,以下について協議した旨報告があった.①各学会大会の開催日程の確認.②技術士試験対策セミナーについて.③学会大会における三学会会員間の相互乗入について.④学会会員情報管理システムの更新について.⑤次年度担当幹事について.
・ 三学会幹事と日植防協会との打合せが11月9日に開催され,以下について協議した旨報告があった.①平成24年度の日植防協会への事務管理費(人件費および事務費)補てん金について.②各学会大会への事務職員の出張について.
・ 日植防協会より提示された平成2 年度の事務管理費補てん金額について了承した.
10. 会員情報管理システムの更新について
・ 会員情報管理システム更新に関して進捗状況が報告された.複数社からのシステム提案および見積もりを精査し,三学会で調整の上,平成23年12月中に選定する.
11. 農薬学会大会関係(大会実行委員とのWeb会議)
・ 岡山大会での常任評議員会,編集委員会,第38回評議員会のスケジュールについて確認した.
・ 第37回通常総会用資料の作成について分担を確認した.
・ 岡山大会で開催予定の技術士試験対策セミナーの進捗状況について報告された.同様のセミナーを植物病理学会大会および応用動物昆虫学会大会においても開催する予定であり,関連5学会会員であれば無料で参加することができる.
・ 第37回大会の準備の進捗状況が大会実行委員から説明され,順調に進んでいる旨報告された.
12. 入退会の報告(平成23年9月1日〜平成23年11月30日)
・ 入退会が承認された.入会は,正会員30名,学生会員1名.退会は,正会員11名,学生会員1名,団体会員2件.
13. その他
・ 第5回環太平洋農薬科学会議(IUPAC-BPS との共同開催,開催地:北京,日程:2012年9月15〜20日)の準備状況について報告され,組織委員メンバー,セッショントピックおよびオーガナイザー,スケジュール等が紹介された.
次回常任評議員会の予定 : 平成24年2月4日(土)
第178回常任編集委員会(読み物企画委員会と合同開催) 議事録
日 時 :平成23年11月12日(土) 13:00〜17:00
・ 編集委員会より推薦した論文について学会賞選考委員会での承認の後,評議員の投票により受賞が決定した旨報告された.
・ 2011年1月〜11月の投稿・審査状況について報告があった.
・ 論文の最近のダウンロード状況は,毎月2,000〜3,000アクセスであり,多少減少気味である.
・ 論文等の転載許可の申請が3件あった.
・ 和文原稿の執筆料について検討し,一部見直すこととした.
・ 和文編の情報学研究所データベースでの公開時期について検討し,現行1年後をあらため半年後とすることとした.
・ 海外編集委員として新たにR. L. Gupta 氏を加えることの提案があり,准会員での入会を常任評議員会に諮ることとした.
・ 読み物企画について進行状況が報告された.
・ 将来構想として,英文誌および和文誌の分冊化について意見交換を行った.
平成24年度日本農薬学会賞受賞者の決定
学会賞選考委員会で選考された奨励賞,業績賞(研究),業績賞(技術)の受賞候補者について,評議員(会長,副会長を含む)による無記名投票を行った結果,受賞者が下記の通り決定された.また,編集委員会から推薦され学会賞選考委員会で選考された論文賞候補についても評議員(会長,副会長を含む)による無記名投票を行い,受賞論文が決定された.
奨励賞
種谷良貴氏
「イソキサゾリン系除草剤の作用機構研究」
業績賞(研究)
塩月孝博氏
「昆虫成長制御剤の標的分子に関する研究」
冨澤元博氏
「ニコチン性殺虫剤結合部位のケミカルバイオロジー」
業績賞(技術)
高橋宣好氏,中川博文氏,笹間康弘氏,池見直起氏(大塚アグリテクノ(株))
「新規殺ダニ剤「シフルメトフェン」の開発」
坂本典保氏,広瀬太郎氏,斉藤 茂氏,梅田公利氏(住友化学(株))
「殺虫剤「ピリダリル」の創製と開発」
論文賞
Kwang-Wook Ko, Kazunori Okada, Jinichiro Koga, Yusuke Jikumaru, Hidekaki Nojiri, Hisakazu Yamane: "Effects of cytokinin on production of diterpenoid phytoalexins in rice",J. Pestc. Sci., 35(4),412-418 (2010)
|