日本農薬学会

第44回農薬残留分析研究会 開催案内

無事、第44回農薬残留分析研究会を開催致しました。ご協力をいただきまして、ありがとうございました。

1. ポスター賞が、参加者の投票により決定いたしました。各賞は、下記のとおりです。
最優秀ポスター賞:P-4 島崎 祐樹 様「花粉・花蜜の残留農薬分析について」
優秀ポスター賞:P-12 阿部 友紀 様「GC/MS/MS及びLC/MS/MSを用いた香辛料の残留農薬一斉法について」
委員会特別ポスター賞:P-10 小沢 崚 様「高極性農薬のLC-MS/MSを用いた測定について」

2.来年度(令和4年度)の開催日程・場所を研究会終了後にお知らせしましたが、他学会との日程調整の結果、下記の通り変更となりました。
令和4年11月24日(木)〜25日(金)
かがわ国際会議場(香川県高松市)

ポスターのPDFファイルを掲載しました

日本農薬学会、農薬残留分析研究会 ハイブリッド開催

日時:令和3年11月17日(水)~11月18日(木)

場所:フェニックスプラザ 小ホール
えちぜん鉄道三国芦原線 田原町駅から徒歩1分
JR福井駅からタクシーで約7分
〒910-0018 福井県福井市田原1丁目13番6号


※ 本年度ハイブリッド(対面参加100名以下+オンライン参加)での開催を確定しました。

参加募集人数:
対面参加 約100 名(ソーシャルディスタンス確保のため,定員に達しましたらホームページでお知らせいたします。会場の収容人数は500名です。)
研究会参加費:
会員 5,000 円、非会員 8,000 円、学生 2,000 円
情報交換会:今年度は実施いたしません。
エクスカーション: 参加申し込みは締め切りました

参加申込み:
10月15日で締め切りました

発表申し込み:
発表申し込み期限は9 月 17 日 (金)で締め切りました。

企業展示申し込み:
9 月 30 日 (木)で締め切りました。


プログラム:
令和3年11月17日(水):初日
13:00~13:10 開会挨拶:農薬残留分析研究会委員長 坂 真智子
テーマ「農薬残留分析に係る最近の話題」
第44回農薬残留分析研究会では,日々進歩する農業現場における農薬散布・サンプリング技術および各種安全性評価試験について,本年も経験豊かな先生方にご講演を頂き,農薬残留分析に関連した最新の話題を提供します。オープニング・セッションでは,最新の空中農薬散布技術である「農業用ドローンを用いた農薬散布」,水域環境での慢性毒性評価を見据えた「パッシブサンプリング法を用いた河川水中の残留農薬分析」,ミツバチへの影響評価に資するために導入された「花粉・花蜜残留試験」についてご講演頂きます。セッション後半では,農薬残留分析の分析対象物質の選択や抽出条件設定の基礎となる「標識化合物を用いた代謝試験」ならびに開催地「福井県の農業に関する話題」をご講演頂きます。

13:10~13:50 招待講演-I 座長:坂 真智子
       「自動飛行ドローンによる農薬散布」
       株式会社ナイルワークス 柳下 洋

13:50~14:30 招待講演-II 座長:稲生 圭哉
      「パッシブサンプリング法を用いた河川水中の残留農薬分析について」
       地方独立行政法人大阪府立環境農林水産総合研究所 矢吹 芳教

14:30~15:20 招待講演-III 座長:飯島 和昭
       「花粉・花蜜残留試験~試料調製について~」
       日本植物防疫協会 荒井 雄太

15:10~15:25 休憩(展示企業Web紹介)

15:25~16:35 ポスターセッション(8題各10分。座長:望月 隆広),企業展示

P-01 「葉菜類のインカード試料を用いた QuEChERS 法と公定法との性能比較」
〇渡邉 敬浩1)、永山 敏廣2)、鳥海 栄輔3)、中村 歩3)、渡邊 文子3)、伊佐川 聡3)、加藤 拓4)、 松田 りえ子1)、 畝山 智香子1)
(1) 国立医薬品食品衛生研究所、2) 明治薬科大学、3) 日本食品分析センター、4) 東京農業大学)

P-02 「粉砕粒度の違いが稲 WCS 試料の残留農薬分析値に及ぼす影響」
〇土橋 ひかり,長田 拓也,飯島 和昭,大山 和俊(一般財団法人残留農薬研究所)
長岡 広行(一般社団法人日本植物防疫協会)

P-03 「稲WCS植物体の部位別の残留農薬濃度調査と変動要因の解析」
〇長田 拓也,土橋 ひかり,飯島 和昭,大山 和俊(一般財団法人残留農薬研究所)
長岡 広行(一般社団法人日本植物防疫協会)

P-04 「花粉・花蜜の残留農薬分析について」
〇島﨑 祐樹、荒井 雄太、六原 智子、天野 昭子
(一般社団法人日本植物防疫協会茨城研究所)

P-05 「積層固相抽出カラムを用いた残留農薬分析における作業効率改善の検討」
〇国枝 巧、三浦 早紀、髙原 玲華¹、太田 茂徳、高柳 学
(ジーエルサイエンス株式会社)

P-06 「パッシブサンプリング法による水稲用農薬の河川モニタリング」
栃木県小貝川流域への適用およびグラブサンプリング結果との比較--
〇稲生 圭哉,横山 淳史,永井 孝志,岩崎 亘典、鄭 雅志(農研機構 農環研)

P-07 「結晶スポンジ法- X 線で見る農薬代謝産物」
〇菊池 貴1),榊原 風太2),佐藤 孝1),髙木 和広3)(1)(株)リガク,2)シグマアルドリッチ,3)(国研)農研機構)

16:35~17:15 招待講演-IV 座長:元場 一彦
          「作物代謝をはじめとする農薬の各種運命試験について」
          残留農薬研究所 増田 稔
17:15~18:05 特別講演 座長:奥野 潤一
       積雪前の除草剤散布で斑点米の激減」
         元福井県農業試験場次世代技術研究部主任研究員 高岡 誠一
      
令和3年11月18日(木):2日目
9:00~9:50 ポスターセッションセッション(4題各10分。座長:望月 隆広),企業展示

P-08 「2020年食品中(玄米)の残留農薬分析 技能試験結果報告」
〇榎本 剛司1)、三上 紗弥香1)、奥野 美帆1)、中村 圭介2)、大竹 貴光2)
(1)日本電子株式会社、2)産業技術総合研究所)

P-09 「内部標準法による補正のための安定同位体標識化合物の保持時間及び
水/オクタノール分配定数に基づく選定手法の検討」
〇伴野 有彩、矢吹 芳教(地方独立行政法人 大阪府立環境農林水産総合研究所 環境研究部)

P-10 「高極性農薬の LC-MS/MS を用いた測定について」
〇小沢 崚、瀧内 千尋、安納 弘親、坂 真智子(株式会社エスコ)

P-11 「LC-MS/MS を用いたキャプタン分析法の開発」
〇古田 早紀,河野 洋一,中村 歩(一般財団法人日本食品分析センター)

P-12 「GC/MS/MS 及び LC/MS/MS を用いた香辛料の残留農薬一斉分析法について」
〇阿部 友紀、八木 祐介、栗山 広子、越智 日向子、浅井 宏泰(株式会社カネカサンスパイス)

9:50~10:05 休憩(展示企業Web紹介)

10:05~11:35 企業セミナー「高極性農薬の測定に有効な手法等について」(6題各15分)
座長:永井 雄太郎,坂 真智子

セミナー講演1「新規ハイブリッドリガンドによる高極性農薬のアプローチ」
         Restek株式会社 千葉 拓也
セミナー講演2「F5 カラムのU字カーブ保持挙動と多孔質グラファイトカーボンLCカラムを用いた極性化合物の保持・分離」
シグマアルドリッチジャパン合同会社 榊原 風太
セミナー講演3「極性化合物にはコアシェルBiphenyl !!」
         株式会社クロマニックテクノロジーズ 長江 徳和
セミナー講演4「高極性農薬分析に有用なLCカラムと固相抽出カラムについて」
         ジーエルサイエンス株式会社 古庄 義明
セミナー講演5「農薬類のLC-ESI-MS/MS分析におけるノウハウの紹介」
         一般財団法人化学物質評価研究機構 中野 裕太
セミナー講演6「誘導体化せずに直接LC-MS分析するカラム」
         インタクト株式会社 矢澤 到

11:35~11:50 意見交換
11:50 閉会挨拶(次年度開催地のお知らせ
12:00~17:00 エクスカーション:恐竜博物館(バスで移動。昼食はレストランを利用
解散:福井駅
開催幹事(順不同):
望月 隆広 (化学分析コンサルタント)
永井 雄太郎(愛知県経済農業協同組合連合会)
竹内 悠里(東京都農林水産振興財団)
奥野 潤一(日本植物調節剤研究協会)
中村 幸二(元日本植物防疫協会)
研究会への問い合わせは、“委員長 坂 真智子 saka@ecoscience.co.jp”までお願いします

(2021.4.22掲載, 2021.11.29更新)