本会記事 (33巻3号)
平成20年度 第1回常任評議員会 議事録
平成20年5月17日(土)12:30〜17:00
場 所:植物防疫会館 3F会議室
出席者:常評出席者14名,欠席者なし
議 事(経過報告および議案):
以下の報告事項および議案が承認された.
1. 編集委員会
・電子投稿査読システムについて,予定通り(4月7日)運用を開始するとともに,ホームページに掲載した.
・投稿論文や談話室が順調に推移していることが報告された.解説,ミニレビュー,シンポジア,技術情報は,内容も含めて今後方針を決定する予定である.
・今期は,電子投稿・電子査読システムの確立,および海外会員の獲得に向けた活動を行う.
2. 財務委員会
・平成19年度会計中間報告(1,4月)について,順調に推移している旨報告があった.
3. 環境委員会
・谷川元一氏が委員に加わることが承認された.
・本年度は,残留農薬分析セミナーと農薬の安全性に関するセミナー(仮称)を予定している.
4. ホームページ委員会
・学会HPの役割と現状について報告があり,今後国内会員だけでなく,一般市民や農薬関係者を対象とした情報発信や海外会員向けに英語HPのさらなる充実を図ることとした.
5. 学会賞選考委員会
・平成21年度の学会賞選考スケジュールについて報告された.
・第7回農学進歩賞の候補者の選定について議論された.
6. 国際会議関連
・4th Pan Pacific Conference on Pesticide Science(2008,6月開催)の準備について,順調に進んでいるとの報告があった.
7. 農薬学会第33回大会報告
・第33回大会の決算が報告された.
8. 技術士に関する委員会
・今年度以降,「技術士育成推進委員会」として,技術士(植物保護)100名を目指して,再スタートすることが報告された.
9. 入退会の承認(平成20年3月22日〜平成19年5月16日)
・入退会が承認された.入会は,正会員4名,学生会員6名,海外会員3名.退会は,正会員4名,学生会員2名,海外会員2名.
10. その他
・農薬学会第34回大会の開催準備状況について,説明があった.
・農薬学会第35回大会は,北海道大学を中心に運営し,札幌で5月28日,30日の開催を予定している.
・選挙管理委員会は,有江力氏を委員長として進めることが了承された.
・新規学会員の獲得および会員の確保に向けて,具体的には,他学会のHPとのリンクや他学会誌への農薬学会の大会・研究会の案内の掲載,農薬分析法Q&Aを学会誌やHPへの掲載等が検討された.
・第25回製剤と粒子設計シンポジウム(粉体工学会)への協賛に関して,了承された.
・次回常任評議員会は,7月5日に開催予定.
平成20年度 第2回常任評議員会 議事録
日 時:平成20年7月5日(土)10:30〜15:00
場 所:植物防疫会館 3F会議室
出席者:常評出席者14名,欠席者なし
議 事:
I. 前回常任評議員会議事録の確認
II. 経過報告および議案
以下の報告事項および議案が承認された.
1. 選挙管理委員会
・第1回選挙管理委員会(6/24)報告:次期役員候補者の推薦受付,次期役員選挙の日程などの報告があった.
2. 財務委員会
・平成20年度会計中間報告(1,6月)について,順調に推移している旨報告があった.
・海外渡航補助申請のあり方,その承認のルールについて,議論された.
・海外渡航補助申請1件について検討し,了承された.
3. 小集会委員長との懇談会
・次回常任評議員会(9月27日)後に,例年通り開催することとし,議題等について検討した.
4. 国際会議関連
・環太平洋農薬科学会議(4th Pan Pacific Conference on Pesticide Science,2008,6月1,5日,ハワイ開催)報告:237名が参加し,基調講演(1題),口頭発表(72題),ポスター発表(121題,但し中国を中心に25題キャンセル),ワークショップ(2件)があり,成功裏に終わったとの報告があった.なお,次回開催については,日本を中心に検討する.
・12th IUPAC International Congress of Pesticide Chemistry は,2010,7月4,8日,メルボルン/オーストラリアで開催される予定で,4th Pan Pacific Conference期間中,組織委員長から中間報告があり,2ndサークユラーが配布された.
5. 編集委員会
・投稿論文数,論文賞の選考,環太平洋農薬科学会議の特集記事計画などについて報告された.
・電子投稿査読システムは,4月から運用開始後14件の投稿があった.
6. 環境委員会
・残留農薬分析セミナーは,東京と京都で,講義のみの形式で開催する予定である.
・農薬の安全性に関するセミナーは,宮本氏(東京農大),小松氏(食品分析セ),橋本氏(東京農総研)を担当委員として,企画を進めることとした.
・本年度も講師依頼があれば,環境委員会として講師を派遣する.
・会員サービスの一環として,「化学物質の過敏症」に関する記事の学会誌への掲載を検討している.
・試験研究費補助金について,1件辞退の報告があり,了承された.
・分析データベース(Q&A)について,残留分析法検討委員会の中から,薮崎氏(食品分析セ)と飯島氏(残研)が,編成に加わることとなった.
7. ホームページ委員会
・お知らせメールが活用できるようになった旨,報告があった.関連して,会員情報に変更があった場合は,会員自身でオンライン名簿管理システムを利用して変更してもらうよう協力要請があった.
・クレジット決済について,海外会員へのサービス向上のために,8月を目途に英語併記することとした.
・学会の各種出版物の紹介・販売について,ホームページへの掲載を準備している.
8. 学会賞選考委員会
・平成21年度第1回委員会(6/14)について,報告があった.
・第7回日本農学進歩賞は,伊原誠氏(理研)を推薦候補とすることで了承された.
9. 技術士育成推進委員会報告
・第1回委員会(6/5)について,引き続き,稲葉忠興氏を委員長,西尾健氏(法政大)を副委員長として,再スタートすることが報告された.
10. 入退会の承認(平成20年6月17日〜平成20年7月4日)
・入退会が承認された.入会は,正会員6名,海外会員1名.退会は,正会員2名,学生会員1名.
11. その他
・会則の大幅な改定に伴い,会則等を印刷することとした.また,会則の英語版も整備する.
田中副会長から,英語版の素案が示され,常評メンバーで見直し,加筆訂正を,田中副会長に連絡することとした.
・学会が出版する学会誌を含む書籍販売について,学会事務局の負担軽減から委託することを検討した.
・日本学術会議・応用昆虫学分科会シンポジウムについて報告があった.
・次回常任評議員会は,9月27日に開催予定.
平成21年度日本農薬学会賞第1回選考委員会 議事録
日 時:平成20年6月14日(土)15:00〜17:15
場 所:植物防疫会館3階会議室
出席者:田中啓司委員長,赤松美紀,安藤 哲,利部伸三,金子秀雄,佐藤 清,佐藤幸治,夏目雅裕,芳賀隆弘,藤村 真,星野敏明,三富正明,與語靖洋,吉田文隆(以上選考委員出席13名,欠席者2名)(書記:夏目)
議 事:
1. 出欠者および委員名簿の記載内容(専門分野,メールアドレスなど)を確認した.
2. 平成21年度学会賞選考スケジュール(案)を了承した.
3. 平成20年度第1回および第2回委員会の議事録で,昨年度の選考経過と問題点を確認した.
主として奨励賞の受賞資格について議論があり,年齢制限については,定年が延びていることに伴って引き上げても良いのではないか,企業での研究の成果が纏まるには時間がかかり40歳という制限は厳しいといった意見が出されたが,一方では上限を下げた方がよいとの意見もあることが紹介された.
また,研究業績として本学会誌に審査を経て発表された論文が少なくとも1報はあることを条件としている点については,学会誌の活性化も考え合わせると必要な条件であるが,オリジナルの論文である必要はなく数回の発表を纏めたミニレビューのようなものでも良いのではないか,特許も考慮すべきである,といった意見が出された.
審議の結果,年齢制限については今年度は変更しないこととし,研究業績については推薦要領の文章を変更し,その趣旨については内規に書き留めることとした.
4. 日本農薬学会表彰規程を確認した.
5. 平成21年度日本農薬学会賞受賞候補者推薦要領(案)を検討,確認した.
第3項に受賞者として「海外会員」を追加した.今年度の総会において海外会員の定義が定められたため.
第4項の奨励賞受賞者の年齢制限については変更しないこととした.
第8項は「7項の資料とは,本学会誌に発表された論文およびこれに準ずると認め得るものとする.業績賞(研究)については,資料のうち少なくとも1論文は本学会誌に審査を経て発表されたもの(ただし総説等は除く)とする(編集委員会で受理され印刷中のものを含む).奨励賞も,原則として,これに従う.」と下線の部分のように修正することとした.
6. 平成21年度日本農薬学会賞受賞候補者の推薦依頼文を確認した.
7. 平成21年度日本農薬学会賞受賞候補者の選考に関する内規(案)について検討した.第1項2)主査および副査以外の委員には,業績要旨と業績集は印刷物で,それ以外の資料はPDFファイルで送付し,公正に評価を行えるようにすることとした.
第3項1)「落選が3年以上続いた候補者については…」および2)「業績賞(技術)を連名で授賞する場合…」の2条は削除することとした.前者は昨年度の委員会で明文化の経緯が明らかになり(平成20年度第1回委員会議事録)現在は特に記載する必要がないと判断されたため,後者については従来から連名で受賞する場合にはその理由と役割分担を文書で提出して貰っているため.
第3項3)の内容は,学会の発展のためにもという意味も含めて,内規ではなく適当な場所に明文化することとした.
第3項に,受賞候補者推薦要領の8項奨励賞に関する文章の「原則として」の意味と,内規の投票における白票の取り扱いについての文章を追加することとした.文案は委員長が作成し,メール会議で審議して,第2回委員会の最初に確認することとした.
8. 平成20年度日本農学進歩賞の受賞候補者推薦について議論した.
その結果,今年度の奨励賞受賞者は授賞対象年齢を超えているため,昨年度の奨励賞受賞者を推薦することを確認した.
また,本学会からの推薦者が選に漏れていることについて議論し,推薦書類に農業への寄与を示すと良いのではないかとの意見が出され,授賞基準について情報収集をすることとした.
日本農薬学会第33回大会報告
日本農薬学会第33回大会は,奈良県新公会堂と近畿大学農学部において,平成20年3月30日(日),4月1日(火)の3日間にわたって開催されました.441名の登録者に加え,名誉会員,終身会員,維持会員など多数の参加がありました.1日目には3題の受賞講演と2題の特別講演が,2,3日目には90題の一般講演が行われ,また2つのシンポジウムと3つのランチョンセミナーも開催され,盛会裏に終了致しました.
大会の会計は以下のとおり(HPでは省略)となりました.ご協力を頂いた参加者各位,ならびにご支援頂いた各企業に対し厚く御礼申し上げます.
日本農薬学会第33回大会組織委員長 松田一彦
次期役員候補者の推薦受付について
本会役員選出規定に基づき,正会員,名誉会員,終身会員,学生会員は次期(平成21年4月1日〜23年3月31日)の役員候補者を推薦することができます.推薦する場合は,役員選出規定(こちら)を参照のうえ,候補者名を本年9月20日(土)(必着)までに本会選挙管理委員会に文書で届けて下さい.届出文書様式は任意としますが,必ず推薦者本入の署名捺印を必要とします.
推薦に際して候補者が会員かどうかをお知りになりたい場合,ホームページから会員名簿を閲覧することができますので(こちら),ご使用ください.なお,正確を期したい場合は学会事務局までお問い合わせください.
送付・問い合わせ先:〒170ミ8484 東京都豊島区駒込1-43-11
日本植物防疫協会内
日本農薬学会選挙管理委員会
電話03(3943)6021