日本農薬学会

日本農薬学会第47回大会の御案内

 日本農薬学会第47回大会を、2022年(令和4年)3月7日(月)から3月9日(水)までの3日間にわたって開催いたします。本大会は新型コロナウィルスの感染状況を鑑み、大会初日(7日)はハイブリッド形式(人数限定で対面開催およびオンライン配信)、8、9日はオンライン開催となります。3日間とも全てのイベントをオンライン形式(ライブ)で行います。残念ながら今回も受賞祝賀懇親会はありません。本会会員ならびにご関心をお持ちの皆様には、奮ってご参加下さいますようお願い申し上げます。植物防疫関係2学会(日本植物病理学会、日本応用動物昆虫学会)および日本雑草学会と植物化学調節学会の正会員・学生会員の方は、例年通り、本学会会員扱いとなりますので、お近くの学会員の方にも参加・発表をお誘いいただければ幸いです。また、非会員の方のご参加も歓迎いたします。

Ⅰ.開催場所と方式

総会、授賞式、受賞講演、特別講演:新型コロナウイルス疾患の感染再拡大のため,当初予定を変更しオンライン開催とします.
一般講演、企業・団体セミナー、シンポジウム:オンライン
広告:要旨集、大会ウェブぺージバナー、スクリーン広告

Ⅱ.会期および日程

2022年3月7日(月)~9日(水)
月・日 午前 会場・ZOOM
3月7日(月) 総会・授賞式・受賞講演,特別講演 オンラインのみ
3月8日(火) 一般講演, 企業・団体セミナー
3月9日(水) シンポジウム, 企業・団体セミナー

Ⅲ受賞者講演およびレギュラトリー講演

 受賞者講演(7日)
 奨励賞:
AL1 水田環境中農薬動態解析精密化のための数理モデリングおよびその逆解析手法に関する研究
  近藤圭(残留農薬研究所)
AL2 農薬の植物根から茎葉部への吸収・移行性に関する研究」
  並木小百合(農研機構・農業環境研究部門)
 業績賞(技術):
AL3 水稲用除草剤フェンキノトリオンの開発
  永松敦,上田憲,玉井龍二,谷真樹,山本峻資 (クミアイ化学工業)

 レギュラトリーサイエンス講演(7日)
RL1 農薬の安全性と科学の不定性
  内田又左衛門氏(農薬学会顧問,農薬用マスク•保護具研究会)

IV.特別講演およびシンポジウム

特別講演(7日)
PL1 菅誠治(岡山大学):「活性・反応性にこだわった有機合成」
PL2 宮竹貴久(岡山大学):「昆虫の死にまねを科学する」

シンポジウム(9日)
①「持続可能な食料システムに資する抵抗性誘導関連技術」
オーガナイザー:能年義輝(岡山大)・鳴坂義弘(岡山生物研)
1. 抵抗性誘導効果を有する環状ペプチド: 
  渡邉恵1・守屋綾子1・香西雄介1・山中由理恵1・木村麻美子1・Mai M.A. Abdelghany1・庄司直史2・金亨振2・斉藤太香雄2・北松瑞生3・能年義輝1(1岡山大院環境生命・2三洋化成工業(株)・3近畿大理工)
2. ナノファイバー化技術を用いた未利用資源の農業分野での利活用:
  高木桃子・上中弘典(鳥取大)
3. 農業資材としての希少糖D-プシコース(D-アルロース)・D-アロースの可能性: 望月進・何森健・秋光和也(香川大)
4. 抵抗性誘導剤を内包したナノ粒子の開発:
  北川隆啓1・飛永恭兵1・山口賢人1・斉藤太香雄1 ・吉岡博文2・鳴坂義弘3(1三洋化成工業・2名古屋大・3岡山生物研)
5. バイオスティミュラントはどのように植物保護に貢献できるか?:
  鳴坂真理・鳴坂義弘(岡山生物研)
6. プロヒドロジャスモン液剤によるアザミウマ忌避とその忌避メカニズムの探究:
  安部洋1,佐藤心郎2, 佐藤諒一2, 平井優美2, 大矢武志3, 松浦昌平4, 冨高保弘5, 腰山雅巳6, 櫻井民人5,小林正智1(1理研BRC, 2理研CSRS,3神奈川農技セ,4広島総技研,5農研機構植防研,6日本ゼオン)

② 「生物生態から制御剤まで」
オーガナイザー:太田広人・清田洋正(第21回農薬バイオサイエンス研究会と共催)
1. 植物の自己損傷感知による昆虫食害認識機構: 新屋友規(岡山大)
2. 昆虫の防御応答から迫るバキュロウイルスの宿主決定メカニズム: 浜島りな(名古屋大)
3. 植物寄生性線虫の生活史研究から新たな防除法を探る: 新屋良治(明治大)
4. 炭酸カルシウム水和剤のモモシンクイガ産卵抑制メカニズムの解明: 吉永直子(京都大)
5. 昆虫生育制御剤のサイエンス:過去〜現在〜未来: 中川好秋(京都大)

③ 「未来開拓シンポジウム ―新次元の構築に向けて―」
オーガナイザー:日本農薬学会将来計画委員会
 第1部 次世代植物保護と抵抗性 (座長 山本敦司)
1. NGSの活用による殺虫剤抵抗性メカニズムの解明と今後の展望: 上楽明也(農研機構)
2. 微生物が繰り広げる多次元ケミカルコミュニケーション: 甲斐建次(大阪府大)
3. 植物ホルモンによる植物保護の新展開: 中村英光(東京大)
 第2部 農業デジタルトランスフォーメーション (座長 松田一彦)
1. AIを活用した化合物設計: 三澤大太郎(SyntheticGestalt)
2. ゲノム・遺伝子改変に向けたAI協働研究: 赤木剛士(岡山大)
3. みどりの食料システム戦略の実現に向けて ~スマート農業等による生産性向上と持続性の両立~: 松本賢英(農林水産省)

V.一般講演

講演形式はリアルタイムオンライン接続、時間は1題15分(講演12分、討論3分)の予定です。
(8日)
75題

VI.一般講演申込

申し込み開始日:2021年12月1日(水)
一般講演申し込み締切日:2022年1月14日(金)
事前参加登録締切日:2022年2月7日(月)

一般講演の申込は、本学会会員(および冒頭に記載した4学会の会員)で令和4年度分会費納入者に限ります。受付は全て大会ウェブページ上で行います。

VII.参加登録

大会ウェブページ上で事前参加登録を受け付けます
参加登録費 備考
大会参加費
(講演要旨集 1部の代金を含む)
正会員 5,000 円 2月8日(火)以降は 7,000 円
学生会員 2,000 円 2月8日(火)以降は 3,000 円
非会員 10,000 円 2月8日(火)以降は 12,000 円
※植物防疫関係2学会(日本植物病理学会・日本応用動物昆虫学会)および日本雑草学会と植物化学調節学会の正会員・学生会員の方も本学会会員と同じ参加費です。
※講演要旨は電子媒体PDFとして配信し、印刷物の配布を行いません。ご覧になりたい方には、大会参加登録をお願いします。

大会初日(3月7日)岡山大学会場では、事務局からご案内する関係者のみでの進行を予定しておりますが、特に希望する方の入場も先着順にて受け付けます。定員に達した場合はご容赦下さい。

 

VIII.企業・団体セミナー

募集
企業・団体セミナー(旧ランチョンセミナー)を開催いたします.本大会の成功のために、何卒ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます.申し込みの詳細については別紙2をご確認ください。詳しくはお問合せ下さい.
日 程:企業・団体セミナー: 2022年3月8日(火)および 3月9日(水)
開催費:150,000円
締切日:2022年1月14日(金)

プログラム
L1:農薬工業会(7日)
• みどりの食料システム戦略実現に向けて(植物防疫の立場からの提言)~特に化学農薬の使用量(リスク換算)低減に関連して~: 早川泰弘(日本植物防疫協会 理事長)
L2:キシダ化学 (株)(8日)
• 医薬品業界におけるクロマトグラフィー工程の重要性:  三輪勝彦((株) ChromaJean 代表取締役社長CEO)
L3: Charles River(8日)
• The in vitro Dermal Absorption Assessment of Agrochemical Formulations: 
Frank Toner BSc MRSB(Associate Director, In Vitro Dermal Services, Charles River Edinburgh)
• Conduct of Agrochemical Metabolism and Residue Studies in Fish: Simon Chapleo, PhD
(Director, Crop Metabolism & Field Residues, Charles River Edinburgh)
L4: LANDIS International, Inc.(世話人企業:LANDIS International Japan合同会社)(9日)
• 2022 Update on EPA Regulatory Activities and Endangered Species Act --2022 米国EPAの規制措置と絶滅危惧種法に関する最新情報--- 
L5:Pharmaron UK, Ltd (世話人企業:ビオブリッジ (株))(9日)
• Registration of Plant Protection Products in Europe. EFSA Guidance on Environmental Fate and Metabolism: Recent Changes and How to Meet Them(欧州農薬登録における環境中動態評価に関するガイドラインの最近の変更点と対応について): Mark Simmonds, Kathryn Webbley and Michael Hall (Pharmaron UK Ltd.)

IX.広告の募集

講演要旨集・大会ウェブページ・会場スクリーンへの広告を通じてご支援を賜りたいと考えております.本大会の成功のために、何卒ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます.
次の1〜3のセットでお申し込みいただきます.ただし2または3は任意です.申し込みの詳細については別紙1をご確認ください。詳しくはお問合せ下さい.
   1.要旨集(A4版1ページまたは1/2ページ)
   2.大会ウェブページ広告(バナーとリンク、期間:2022年3月1日〜3月31日)
   3.スクリーン広告(会場・オンライン画面.休憩・接続準備時間に表示)
     掲載料:60,000円(A4版1ページ)、40,000円(A4版1/2ページ)
     締切日:2022年1月14日(金)



〈申し込み・問い合わせ先〉
日本農薬学会第47回大会組織委員会委員長
岡山大学 農学部 神崎 浩 
TEL: 086-251-8297  E-mail: hkanzaki[at]okayama-u.ac.jp
岡山大学 農学部 清田 洋正
TEL: 086-251-8348  E-mail: kiyota[at]okayama-u.ac.jp
※迷惑メール防止のため@を[at]に置き換えております。ご使用の際はお手数ですが記号へのご変換をお願いいたします。
(2021.10.17 掲載)(2022.2.4 更新)