日本農薬学会

第42回農薬残留分析研究会 開催案内

主催:日本農薬学会、農薬残留分析研究会

日時:令和元年10月31日(木)~11月1日(金)

場所:コンパルホール(文化ホール)
   〒870-0021大分県大分市府内町1丁目5番38号
   http://www.compalhall.jp/
   交通:JR大分駅から徒歩5分




参加費等(事前登録料金、当日参加費):
研究会参加費: 会員 5,000円(当日7,000円)
        非会員 8,000円(当日10,000円)
        学生 2,000円(当日3,000円)

情報交換会: 8,000円

エクスカーション(先着45名): 3,500円


参加申込み:事前参加申し込みは9月20日 (金)で締め切りました。エクスカーションは満席となり、募集は締め切りました。当日参加は、研究会当日に会場受付にて対応致します。その際は、つり銭の無いよう参加費をご用意頂き、参加登録ならびに領収書作成に必要な名刺等の参加者情報の提供をお願いします。

発表申込み:発表申し込みは締め切りました。なお、発表形式は全てポスター発表で、受賞者(最優秀賞、優秀賞、委員会特別賞)の方には、大会2日目に口頭での内容紹介をお願いします。

企業展示申込み:展示申込は、予定数に達したので受付を終了しました。



プログラム:
10月31日(木):初日
13:00~13:10 開会挨拶:農薬残留分析研究会委員長 坂 真智子
シンポジウム「農薬残留分析に係る国際標準試験法の実際」
農薬登録制度は、昨年来の農薬取締法およびその関連法規の改正により、農薬の安全性に関する新たな知見や評価法の発達を効率的かつ的確に反映できる制度として 全面的に改訂されました。具体的には、農薬の安全性評価に係る各種規定の国際標準への調和が図られ、各種試験項目が国際的なガイドライン等に準拠となり、残留農 薬の検査部位もコーデックス標準と整合性が図られて行くこととなりました。本年の研究会では、新規導入または独立した試験項目となった各種試験項目 (OECD 505, 506, OECD残留分析ガイダンス) や,果肉と全果を対象とした部位別分析等について、経験豊かな先生方にご講演を頂き、農薬残留分析に係る具体的、且つ、詳細な内容紹介 をお願いしました。

13:10~13:55 シンポジウム講演-I
「諸外国の農薬規制における残留農薬分析法 ‐欧州を中心に‐」
住化テクノサービス株式会社 門岡 織江(座長:坂 真智子)

13:55~14:40 シンポジウム講演-II
「家畜を用いた試験で採取される分析用試料について」
一般財団法人生物科学安全研究所 内田 一成(座長:飯島 和昭)

14:40~16:20 ポスターセッション、企業展示


P-01:産業技術総合研究所が2012年から2018年に実施した穀類中残留農薬分析のための技能試験
大竹貴光1、鎗田孝2、青柳嘉枝1、羽成修康1、高津章子1
1産業技術総合研究所 計量標準総合センター、2茨城大学 農学部 )

P-02:愛媛県におけるマンゼブ分析法の検討
矢野貴大、間健二(愛媛県農林水産研究所)

P-03:玄米抽出液における、キャプタン、カプタホール、ホルペット等の安定的測定に向けた検討
杉立久仁代1、野原健太1、金丸直樹2、中村貞夫1
1アジレント・テクノロジー、2日本穀物検定協会)

P-04:SFC/UHPLCハイブリッドシステムを用いた残留農薬一斉分析
安田恭子、山下和之、澤田浩和(アジレント・テクノロジー)

P-05:小型トリプル四重極LC-MSを用いた作物中残留農薬一斉分析の検討
滝埜昌彦1、佐藤巧二21アジレント・テクノロジー、2 JA全農おおいた 営農対策課)

P-06:GC-MS/MSイオンソースの汚れ軽減のため簡便な精製用イナートセップ1mL用を検討
佐藤巧二、玉ノ井政美(JA全農おおいた 営農対策課)

P-07:グリホサートおよびグルホシネートの分析の自動化の検討 -第2報-
佐々野僚一、島三紀絵、小西賢治、斎藤勲(アイスティサイエンス)

P-08:分析法バリデーションにおける添加回収濃度の最適化に関する検討
若曽根佳樹、矢島智成、宮本彩、長田拓也、杉本佐和子、飯島和昭、大山和俊(残留農薬研究所)

P-09:肝臓および腎臓試料における農薬の損失抑制法の検討
曳埜忍、矢島智成、逆井美智子、小林大介、島田京佳、飯島和昭、大山和俊(残留農薬研究所)

P-10:Residue analysis of chlorpyrifos in broccoli using HPLC
Nguyen Thi kim Phuong1,2, Koki Toyota1, Machiko Saka1,3,2 (1 Tokyo University of Agriculture and
Technology, 2 Can Tho University, 3 The Institute of Environmental Toxicology)

P-11:自動固相抽出装置による4層固相を用いた残留農薬迅速一斉分析法の検討
国枝巧1、井口えい子1、高柳学1、早乙女夏稀1、北出崇21ジーエルサイエンス、2エムエス機器株式会社)

P-12:中性アルミナを充填した4層固相による、溶媒転溶が不要な残留農薬迅速一斉分析法の検討
井口えい子、高柳学、国枝巧、早乙女夏稀、佐藤勉(ジーエルサイエンス)

P-13:3種の作物における安定同位体標識化合物の添加のタイミングと回収率の関係
伴野有彩、矢吹芳教(大阪府立環境農林水産総合研究所)

P-14:水素キャリアガスを用いた残留農薬分析
新井俊介1、藤田眞弘1、穴沢秀峰21 JA全農 営農・技術センター、2アジレント・テクノロジー)

P-15:生薬中の残留農薬網羅的分析法の開発
三枝弘和、野村洸司、高橋あゆみ、高尾正樹、濱口隆((ツムラ)

P-16:稲体に処理した除草剤(粒剤)の残留挙動について
奥野潤一、中村直紀、蝦名渉平、小田中芳次、髙橋宏和(日本植物調節剤研究協会 研究所)

P-17:農薬の後作物残留リスク評価に関する研究(第20報)
ほ場試験によるコマツナの土壌中農薬の吸収性評価 その3
清家伸康1、稲生圭哉1、渡辺栄喜1、並木小百合1、望月証2、田中昭人3、島本文子41農研機構
農業環境変動研究センター、2兵庫県農業総合センター、3徳島県農林水産総合技術センター、4高知県農業技術センター)

P-18:農薬の後作物残留リスク評価に関する研究(第21報)
葉菜類を対象とした農薬の後作物残留濃度予測モデルの開発および圃場試験結果による検証
稲生圭哉1、清家伸康1、渡辺栄喜1、並木小百合1、望月証2、田中昭人3、島本文子41農研機構
農業環境変動研究センター、2兵庫県農業総合センター、3徳島県農林水産総合技術センター、4高知県
農業技術センター)

P-19:MRL導出に対するデータ数の影響 - OECD calculator を用いたシミュレーション –
渡邉敬浩、松田りえ子、畝山智香子(国立医薬品食品衛生研究所)

P-20:表面プラズモン共鳴を応用したイムノセンサによる構造の異なる6種類の農薬の同時分析
三宅司郎1、平川由紀2、山崎朋美3、渡辺栄喜4、原田亜矢子5、岩佐精二5、成田宏史6
1麻布大学、2京都女子大学、3大阪健康安全基盤研究所、4農研機構 農業環境変動研究センター、
5豊橋技術科学大学、6大和学園)

P-21:野菜・果実を濃縮した加工食品中の残留農薬迅速一斉分析におけるODS/SAX/PSA積層ミニカラム精製
の有用性について
佐藤環、小木曽俊孝、中西加奈子、岡元冬樹、堀就英(福岡県保健環境研究所)

P-22:多成分一斉分析における膜ろ過精製法の導入検討
石渡智、櫻井香奈江、渡辺孝博(ホクレン農業総合研究所)

P-23:QuEChERS自動前処理装置を用いた技能試験への参加
榎本剛司1、三上紗弥香2、奥野美帆1、大竹貴光2
1日本電子、2産業技術総合研究所 計量標準総合センター)

P-24:15分で完結するGC-MS/MSによる食品中残留農薬の一斉定量分析
江潤卿、小沼純貴、小野寺潤、村山和秋、上田祥久(日本電子)

P-25:Data Integrity に関する考察、農薬GLPはどこまでを求めるのか?
井原智美、長谷川冴子、元場一彦(日本農薬)

16:20~17:05 シンポジウム講演-III
「果肉・果皮等、農作物の部位別農薬残留分析について」
一般財団法人残留農薬研究所 化学部 矢島 智成(座長:藤田 眞弘)

17:05~17:50 特別講演
「転炉スラグの農業分野での有効活用について」
大分県農林水産研究指導センター 山野 秀真(座長:望月 証)

18:00~20:00  情報交換会


11月1日(金):2日目
8:30 開場

9:00~10:20 企業セミナー 測定装置におけるデータインテグリティ(4社、各15分)
C-00:座長緒言 元場一彦(日本農薬株式会社)

C-1:残留農薬分析を楽にするMassHunterソフトウェアによるデータ解析
杉立久仁代、田中誠也(アジレント・ テクノロジー株式会社)

C-2:データインテグリティ対応と効率化を両立するためのデータ管理
清水元樹(日本ウォーターズ株式会社 インフォマティクス)

C-3:測定装置におけるデータインテグリティのABC
立花忠之(サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社)

C-4:効率的なデータインテグリティ対応 - 分析システム LabSolutions
荻本浩三、市川千種(株式会社 島津製作所)


10:20~11:20 ポスターセッション、企業展示
11:20~11:45 ポスター発表における受賞講演(最優秀賞、優秀賞、委員会特別賞)   (座長:小杉正樹)
11:50 閉会
12:00~17:00 エクスカーション(江藤園芸、大分県花き研究施設、中野酒造などを見学予定)
16:30頃にJR杵築駅、17:00頃に大分空港にて解散予定


企業展示:アジレント・テクノロジー、関東化学、林純薬工業、富士フイルム和光純薬、
     アイスティサイエンス、日本ウォーターズ、シグマアルドリッチジャパン、
     サーモフィッシャーサイエンティフィック、エルガ・ラボウォーター、
     ジーエルサイエンス、島津製作所、生物科学安全研究所

[お問い合わせ先]
第42回実行委員会:飯島 和昭(一般財団法人残留農薬研究所)
   TEL:0297-27-4516(ダイヤルイン) FAX:0297-27-4517
   E-mailは です



開催幹事(順不同):
飯島 和昭(残留農薬研究所)
上野 英二(愛知県衛生研究所)
佐藤 巧二(全農 大分県本部)
藤田 眞弘(全農 営農・技術センター)
望月 証(兵庫県立農林水産技術総合センター)

(2019.9.21 更新)(2019.7.9 更新)(2019.5.14 更新)(2019.4.30 掲載)