日本農薬学会

農薬生物活性研究会

代表:山木義賢 [委員]

農薬生物活性研究会は、農薬学会中の生物部門の3分野である応用動物昆虫学、植物病理学および雑草学をベースに農薬を取り扱うユニークな集まりです。通常学会等で一堂に会する機会が少ない上記分野の研究者によって委員会を構成し、年3回の会合を通じて毎年開催するシンポジウムに向けて活発な意見交換を行っています。これらの分野間では研究スタイルや発想法が大きく異なることが多く、そのことが互いに学び合い刺激し合うことにつながり、非常に有意義な討議の場が形成されています。

本研究会は1983年に発足し、7名の委員による第1回委員会が開催されました。この委員会では「農薬の生物領域における役割を研究討議する」ことが本研究会の目的とされ、その内容としては「目的遂行のため、次の内容のシンポジウムを開催し、農薬の将来像に向けて取り組んでいく」こと、具体的には「評価、作用機構(薬効の生態解明などを含む)、耐性、抵抗性、効力の変動要因、共力効果、魚毒、薬害、生物農薬、将来の農薬の指向」が示されました。

翌1984年に第1回シンポジウムを開催し、その後毎年開催されるシンポジウムは2015年で32回目となっております。研究会発足からかなりの年月が経過し、現在は第2世代の委員により運営されておりますが、今後も発足当時の目標を基軸として、農薬の生物活性を対象とした最新の話題について、シンポジウムを通じ質の高い有益な情報を提供していきます。

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