日本農薬学会

農薬製剤・施用法研究会

代表:大河内 武夫 [委員]

農薬の製剤と施用法は密接に関連し、ともに農薬の開発、実用化において非常に重要な役割を果たしています。農薬製剤・施用法研究会は、わが国における農薬製剤と施用法の技術向上を図ることにより、安全で効率的な農薬使用を実現することを目的として1981年に設立されました。

その目的を達成するため、毎年シンポジウムを開催して技術交換を行い、技術向上に貢献してきました。とくに、製剤研究者と施用法研究者がお互いに密接に協力し、相互理解と共同作業をなどを行うことによって多くの成果を上げてきました。

農薬製剤と施用法の技術は学際的であり、さまざまな分野と幅広く関連しています。このため、シンポジウムでは種々の関連分野の情報を国内のみならず、積極的に海外からも広く入手するよう努めています。その一環として海外からの招待講演を依頼したり、国際学会の内容紹介なども行っています。
シンポジウムの案内は、日本農薬学会以外の国内外関連分野の人々にも送付し参加を呼び掛けています。そして、これまでにさまざまな分野から多くの方々に出席を頂き、各分野から口頭あるいはポスターで多くの技術研究発表を頂いています。

さらに、適宜見学会や講演会を開催すると共に、関連分野の専門書の刊行も行っています。これまでに「農薬の製剤技術と基礎」(1988)、「農薬の散布と付着」(1990)、「農薬製剤ガイド」(1997)の3冊を日本植物防疫協会から刊行しました。2001年の農薬製剤・施用法20周年記念シンポジウムでは、20周年記念誌として「農薬製剤・施用法技術の進歩」を刊行しました。

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