日本農薬学会

農薬科学研究奨励金の交付申請について


令和2年9月17日
日本農薬学会会長
夏目 雅裕

日本農薬学会では、作物保護に必須の資材である農薬の研究を支えることで社会に貢献することを目的とし、その基盤となる化学と生物の領域も含め、広く 農薬科学研究全般に対して農薬科学研究奨励金(1件上限50万円、総額150万円を予定)を交付しています。その成果は日本農薬学会大会において発表 され、また一部は研究論文として日本農薬学会誌に掲載されています。

令和3年度につきましても、下記の応募要領に従い募集します(交付は3件を予定)。なお、当研究奨励金は、他の競争的資金の獲得が難しい研究者の方ある いは研究課題に対して支援することを優先します。

対象となる農薬科学の研究テーマ

  1. 作用機構
  2. 抵抗性
  3. 生物活性・検定法
  4. 天然物化学
  5. 分子設計・合成プロセス
  6. 代謝・分解・動態
  7. 残留性・残留分析
  8. 環境科学
  9. 生態影響
  10. レギュラトリーサイエンス
  11. 製剤・施用法
  12. 生物農薬
  13. 遺伝子科学
  14. 毒性

すべて、内容は基礎、応用を問いません。

応募資格

筆頭研究者は農薬学会正会員(学生会員を含む)であり、かつ申請年度後少なくとも3年間は正会員であること。なお、応募にあたっては、必ず所属長の承認を得てから応募して下さい。 (ここでいう所属長とは、指導教員、室長、部長、所長あるいは研究を行う機関の責任者等を意味します。)

研究期間

研究奨励金が対象とする研究期間は奨励金を交付する4月当初から1年間です。

研究成果の報告・発表義務

研究成果は助成期間終了後、1ヵ月以内に所定の様式にしたがって報告するとともに、1年以内に日本農薬学会大会で口頭発表していただきます。 口頭発表の後、成果報告書は日本農薬学会ホームページ上で公開します(成果報告書の著作権(複製権、公衆送信権を含む)は、日本農薬学会に帰属します)。
成果の学会誌への論文発表もお願いします。

研究奨励金の規模

原則として、1件50万円(上限)、年間3件(予定)の試験研究に対し、奨励金を交付いたします。研究遂行の目的であれば、特に使途の限定はありません。本奨励金は、応募者が所属する組織の間接経費・管理経費・共通経費には使用できません。

応募方法

所定の農薬科学研究奨励金交付申請書用紙に必要事項を記入し、令和2年11月30日(当日消印有効)までに日本農薬学会事務局宛に郵送して下さい。

選考

申請書に記された内容を日本農薬学会農薬科学研究奨励金交付者一次審査会議において厳正審査の上、日本農薬学会常任評議員会において二次審査を行って決定致します。

奨励金の交付

第46回農薬学会通常総会(令和3年3月8日予定)による令和3年度予算の承認を経た後、令和3年4月以降に交付致します。大学・研究機関等には、寄付金等として指定口座に振り込みますので、経理部門等が発行する受領証を提出していただきます。

研究を中止した場合の報告義務

途中でやむを得ず対象研究を中止するときは、中止の理由を記した書類を添えて、遅滞なく学会事務局に報告してください。この場合、原則として奨励金は返却していただきます。また、中止等の事由が生じる場合には、早めに学会事務局へご相談下さい。

奨励金申請書・研究成果報告書の書式は日本農薬学会ホームページからダウンロードするか、日本農薬学会事務局にご請求ください。

連絡先

〒114-0015
東京都北区中里2丁目28番10号
日本植物防疫協会内
日本農薬学会 事務局