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お知らせメール No.245



日本農薬学会お知らせメール No. 245 東京農業大学 総合研究所 生物防除部会 講演会のお知らせ 2016.11.15



東京農業大学 総合研究所 生物防除部会 講演会のお知らせ

生物的防除部会 平成28年度第2回講演会を下記の通り開催致します。
会員の皆様には是非多数ご参加くださいますようにお願い申し上げます。


■日 時:平成28年11月16日(水)午後2時00分~5時00分
■場 所:東京農業大学 図書館プレゼンテーションルーム
     (農大アカデミアセンター7階)
■参加費:講演会 1,000円、懇親会 3,000円

■講演演題:
1.「 IPMプログラムにおける農薬の使い方 」
   里見 純 氏(アリスタライフサイエンス㈱)
IPMプログラムの失敗例の多くは薬剤の誤使用である。IPMプログラムを成功させるためには影響表を参考にして、実際に使用する薬剤名を記載した防除暦を作成し、生産者に渡すことが重要である。なお、影響表に従い薬剤を分類するといくつかのタイプに分けることができる。それらの組み合わせについて作物ごとに紹介するとともに、殺虫剤のローテーション散布にも貢献している点についてIRAC番号を交えて解説する。

2.「モモ圃場におけるカブリダニ類の発生動態に影響を及ぼす要因とハダニ管理への利用 」
    園田昌司 氏( 宇都宮大学 )
岡山県のモモ圃場におけるハダニとカブリダニの発生調査により、下草は一般的にはハダニの発生源となっていることが示された。しかし、下草の中からカブリダニの温存植物を見つけ出し、それを有効利用できれば、カブリダニによるハダニ密度抑制効果を高めることが可能かもしれない。本研究では、モモ圃場およびその周辺に繁茂する下草において、カブリダニの発生調査を網羅的に行い、温存植物としてヤイトバナを選抜すると同時に、その効果を確認した。また、カブリダニのハダニ以外の餌資源として花粉に着目し、その利用についても調査したので、あわせて報告する。

3.「 カンキツのIPMにおける土着天敵の活用(農薬と天敵との調和)」
    増井伸一 氏( 静岡県農林技術研究所 果樹研究センター)
カンキツ園に発生する定住型害虫のカイガラムシ類やミカンハダニには有力な天敵が存在する。一方で、飛来型害虫であるチャノキイロアザミウマやカメムシ類には、園内に有力な天敵が存在しないことから、防除には薬剤散布が不可欠である。したがって、効率的な防除には必要な薬剤散布と定住型害虫の天敵保護を両立することが重要である。ここでは、薬剤感受性低下が問題となるミカンハダニを例に土着天敵を活用するために取り組んできた内容を紹介する。


■参加申込・お問い合わせ:
 生物的防除部会長 和田哲夫までお願い致します。
  wada_tetsuo@yahoo.co.jp




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